環境が大きく変わった時期でした。
創作から離れないよう苦心していましたが、思うようにまとまった時間が作れず。
時間を確保すること自体に労力を割くばかりでした。
追い詰められたところから生まれるものもありますが、やはり、どこかに心の余裕は持っておきたいと思います。
2003年に描いた登場人物、前回の記事はこちらから。
(2004,02,01)宵闇
冷えこみの厳しい夜に立つ老剣士。
星空に見るのは故郷か、あるいは闘い抜いてきた人生か。といった感じ。
躰に似合わない細身の剣が、なぜか友人に好評でした。
いわゆるギャップ萌えというやつだったのでしょうか。
(2005,12,12)Feast of the dark
1997年の『夜明けの続唱歌』構想開始時期から、ルンティムラナの名で登場していた死神を、はじめて絵に描いたものです。
これ以降にも何度か描いていますが、この砂が流れるような塗りが、友人には好評でした。
Feast of the dark(暗闇の饗宴)というわりに、 背景は真白です。どういうつもりでしょう。
(2006,03,24)冀望
失くした光に再び触れた老人。
画家として生きた若いころを、 挫折とともに打ち捨てたはずの古い筆が呼び起こす。
他人から見れば愚かでも酔狂でも、夢追う者が歩めば、景色は動く。
諦めの悪さこそが、命を輝かせるような気がします。
(2006,08,01)悪魔
城塔で羽休め。
多くの目撃証言があるにも関わらず、猛暑のさなかの幻影だったのではないか、と司祭は言ったとか言わないとか。
『夜明けの続唱歌』の創作がはじまった経緯はこちらの記事からどうぞ。
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)