創作中の物語『夜明けの続唱歌』より。
引き続き2012年の絵です。
物語を構想しはじめた当初からの主人公について。
(2012,08,10)ブレイム・フォウス(少年期)
1997年ごろから構想がはじまり、以降、プレイステーションの『RPGツクール3』で制作していた『夜明けの続唱歌』。
その主人公が、このブレイムでした。
上記のイラストはブレイムの少年期を描いたものです。
どこにでもいそうな少年なのですが、生い立ちの影響もあって、ある意味では子供らしくないともとれる、どこか寡黙そうな表情を意識しました。
過去絵との比較
2000年に描いた初期のブレイム。
このころは比較的闊達な青年をイメージしていました。
RPGの主人公として、ある程度は行動的なほうが、ゲーム的には動かしやすかったというのも理由のひとつです。
さまざまなエンターテイメント作品のなかで、ゲームというのは「プレイヤー」と「キャラクター」が存在するため、描きたい人物をそのままに登場させると、システム面で不都合が生じたりします。
そこをうまくバランス取りして、魅力的なキャラクターを描き、そのうえでプレイヤーに感情移入させる、もっといえばキャラ
クターと同化してもらうことを意識しなければなりません。
「ここでこう動いてほしい」という狙いがあっても、主人公を動かすのは当然ながら、プレイヤーですからね。
2003年に描いたブレイム。
どういった画風でキャラクターを描いていくかを模索するなかで、このころにはすでに寡黙な表情の青年へと移行しています。
現在執筆中の小説では、彼が生きるよりも、もっと古い時代の話を書いていますが、いずれ登場します。
本来の主人公であったこのブレイムの登場を、なにより私自身が楽しみにしていたりします。
『夜明けの続唱歌』関連の前回の記事はこちらからどうぞ!
『夜明けの続唱歌』については、こちらの記事も合わせてどうぞ!
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)