創作物語『Maria-癒し手を継ぐ者-』について。
自作ゲームのシナリオからの小説化を進めています。
『夜明けの続唱歌』二巻の見直しを進める間、続く三巻の舞台の準備を進めていたのですが、そのかたわらで「小説が書きたい熱」がふつふつと沸き立ってしまいました。
二巻の見直しと次作三巻の準備。
過ぎていく時間に「なにも書いていない期間」が、耐えきれなくなっていたのです。大丈夫か。
というわけで、もともと「過去の自作ゲーム作品のシナリオ」を小説化する予定はあり、数年前に一度手をつけてはいたのですが、5月ごろにそちらの執筆を再開してしまいました。
ゲーム完成時に、とある事情が重なって公開できないままとなってしまった『Maria』という作品が、私のなかではずっと心残りでした。
「完結させたい」という思いが強かったのです。
いつまでも引き摺って歩くくらいなら、きちんと前を向いて進むためにも、なんらかのかたちで発表するべきだ、とずっと思いあぐねていました。
そして「小説にしよう」という考えに至ったわけです。
順調に書き進め、こちらは執筆が終盤に差し掛かっています。
11月には書き終えて、そのまま見直しに入る予定です。
もともとは20年くらい前に書いたシナリオなので、かなり古い作品ではあります。
けれども、現代に通じるものも多分に含んでいると思います。
ゲームシナリオから小説化するにあたって、見直すべき点は少なくないので、完全に新規で書くよりもスラスラ進んだ部分と、時間をかけて吟味する必要がある部分とが入り混じっていますね。
焦らず、丁寧に進めていきたいです。
『Maria』の登場人物のイラストも、描き終えています。
『夜明けの続唱歌』二巻の登場人物と同時進行でしたが、一気に進めました。
主役のマリアとシェイドは以前にも描いたのですが、合わせてリテイクしました。
『Maria』関連の前回の記事はこちらからどうぞ!