創作物語『夜明けの続唱歌』。
こちらの作品の小説第2巻が、ようやく「文庫本」のかたちに仕上がりました。
夜明けの続唱歌:二 砂塵の章
1巻の完成から少々間が空いてしまいましたが、無事に手もとに届きました。
小説本文は当然のことながら、挿絵や表紙やカバー、帯など、すべてのデザインを自分で行うので、それらがこうしてひとつに集約された文庫本のかたちになって、手に取れる状態とすることで、ようやく「完成した」という気持ちになります。
挿絵の塗り方を変更してからは、初の文庫化。
より、作品の雰囲気に合うように仕上がったと思います。
ちなみにこちら↓が1巻の挿絵。
紙質の関係で、想定していたよりも濃く仕上がってきたので、厚塗りのような感じになっていました。
2巻で、よりイメージに近いかたちにできたかな、と思います。
本文も、綺麗に印刷されています。
一字一句、自分で書いた言葉が並んでいるわけですから、感慨深いものがありますね。
コロナ禍の影響で、発注冊数が少量の場合は入稿後ひと月以上かかる、とのことでしたが、4月の初週に予約し、納品までにやはりひと月半くらい要しました。
仕方のないことですが、待ち遠しかったです。
2巻の準備をしていたときの記事はこちら。
入稿完了時の記事はこちら。
小説の挿絵といえばモノクロが一般的ですが、私の作品はこういったテイストで、カラーになっています。
一人でここまでやっているというのは、少数派なんでしょうね。
人に見せると、必ず驚かれます。
1巻と2巻を並べて記念撮影。
このシリーズは長編ですので、表紙のデザインを変更せずに続けていくつもりです。
短篇をまとめる場合などは、またその作品にあったデザインを検討する楽しみがありますね。そういった楽しみを用意しておくことで、モチベーションの維持にも繋がります。
とても大変ですが、そのぶん楽しい創作活動。
特に小説を書いている人は、一度文庫本を作ってみることをおすすめします。
何冊か完成して、本棚に並べて挿すようになると、よりいい感じです。
というわけで、ようやく本のかたちになったわけですので、完成を待っていてくれた方たちに、早速読んで頂くことにします。
母や、その知人も1巻を読んでくれたので、きっと2巻も読んでもらえるはず。
感想を頂くのが楽しみです。
私はこれから、執筆中の短篇を書き進めながら、去年書きあげた短篇の修正を急ぎ、3巻の準備を進めることにします。
『夜明けの続唱歌』については、こちらの記事をどうぞ!
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)