創作物語の登場人物イラストシリーズ。
『夜明けの続唱歌』より、ギーオ。
ギーオ
炳辣国(ペラブカナハ)の東部沿岸で暮らす、少数民族の男。
以前描いた絵の、塗りのリテイクを行いました。
こちら↓が以前のもの。
前回の記事でも触れましたが、より「小説の挿絵」に似合う仕上がりになったと思います。
前回の記事はこちらからどうぞ!
さて、このギーオというキャラクターですが『夜明けの続唱歌』1巻を読んだ人から、お気に入りのキャラクターとして名が挙がりました。
「いいキャラだったのに出番が少ないのがちょっと残念だった」とのことでした。
それもそのはず、ギーオは重要ながらも登場シーンは少なめの「脇役」です。
しかし、ちょい役だからといって、一人の脇役が薄っぺらい人物となってしまっては、作品全体に影響を与えてしまいます。
ギーオは生まれも育ちも貧しく、暮らし向きはあまりよくない境遇なのですが、涙もろく情に厚い男で、多くの孤児の面倒をみたりしてきています。
その理由などもきちんと描き、主要な登場人物と変わりなく生きている様子を書きました。
出番は確かに少ないのですが、それでも読者の印象に残るような人物が描けたというのは、嬉しいことですね。
「脇役が輝いて、主役を照らす」ものだと思います。
存在感の薄い登場人物がいる場合は、なにか不足していないか、一考してみる必要があると思います。
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)