先日、亡くなられたことが報じられた俳優、田村正和さん。
『古畑任三郎』をリアルタイムでよく観ていたので、やはり寂しく思います。
古畑任三郎
当時手にした本とサントラは、いまでも持っています。
三谷幸喜さんによる脚本もさることながら、田村正和さんの味のある独特な喋り方がキャラクター性を高め、より大きな支持を得ていたように思います。
手の仕草も含め、ものまねする人も多かったですよね。
とんねるずやSMAPなどによるパロディがなされたことも、作品の人気の高さをうかがわせるところだと思います。
田村正和さんは、昔から「刑事ドラマには出ない」と公言していたそうです。
この『古畑任三郎』も、オファーを一度は断ったようですね。
しかし三谷幸喜さんが「この役ができるのは、田村正和さんしかいない」と、諦めきれずに台本を送ったのだとか。
その台本を読んだ田村正和さんが、その面白さに出演をOKした、という裏話を聞いたことがあります。
その熱意がなければ、世のなかに生まれていなかったかもしれない作品というわけですね。
私は『カミさんの悪口』というドラマで拝見した田村正和さんをよく覚えています。
たまたま見かけただけで、襟を正して観ていたわけではありませんが、作中での田村正和さんの演技に、ぐっと惹きつけられたことはよく覚えています。
夫婦喧嘩の口論の場面で、長まわし。ひたすら早口でまくし立てて言い合いをするだけなのですが、これが見事なんですよね。
よくこんなにスラスラと異様に長い台詞が言えるな~と、単純に感動してしまったわけです。
『古畑任三郎』の次に観ていたのは同じく三谷幸喜さんが脚本を書かれた『総理と呼ばないで』というドラマ。
ちょっとマイナーなのかなとは思いますが、私は好きでした。
サントラを流しながら、久しぶりにこの本を開いてみるのもいいかな、と思います。
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)