創作中の物語『夜明けの続唱歌』より。
引き続き2012年の絵です。
ブレイム・フォウスの幼馴染の一人。
身近な人の性格や行動の理由を、日頃から観察できているかどうか、について。
(2012,12,08)シェルド・スノウフィールド
ブレイム・フォウスの幼馴染の一人。小弓を使いこなす。勤勉で真面目。曲がったことを嫌い、ときには気の強い一面を見せる。ふわりとしなやかな身のこなしで眼を惹くが、一人でいることを好んでいるため、誘いには乗らない。
キャラクターの性格・特徴づけをするときに、身近な知人が参考になる、ということを以前書きました。
それは裏を返せば、日頃からどれくらい他人のことを観察できているか、また、他人のとった行動の理由を想像できているか、ということでもあると思います。
友人などの性格をそのままキャラクターに使うということではなくても、実際に使うことができるくらいに、性格や行動を書き出すことができますか?
ここで大切なのは、正確に見抜いているかどうか、というよりも、普段から観察眼を磨けているか、ということです。
自然にそれができていれば、キャラクターの特徴づけ、描き分けで躓くことが少なくなるはずです。
たとえば、なにか困ったことが起きたとき、その友人ならどんな行動をとりますか?
問題がふたつ同時に起こったとき、その友人ならどうやって問題に向き合いますか?
繰り返しますが、友人の正確や行動を正確に見抜くことが重要なのではありません。
創作においては、観察眼を磨き、その先を想像し、躍動感あるキャラクターを描けるかどうかが重要なことなのです。
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