1990年に発売されたファミリーコンピュータ用RPG『DRAGON QUEST IV 導かれし者たち』。
そのBGMに、2008年当時『ニコニコ動画』で特に活躍されていたヒャダインさんが歌詞をつけ、アレンジカバーされた楽曲『シンシアを想う』を歌いました。
ヒャダイン / DRAGON QUEST IV 導かれし者たち シンシアを想う
当時も歌ったので、これが2度目になります。
曲のアレンジがGACKTさんっぽくてお気に入りでした。
ストーリーに沿ったヒャダインさんによる歌詞も、多くの支持を集めた要因だったと思います。結果、多くの派生作品が投稿されていましたね。
私も今回は、筆ペンで描いたイラストだけでなく、ゲーム画面をアレンジした画像を用意しました。
冒頭のセリフも、一人三役で演じています。
内容の補足
元ネタとなるストーリーをご存知ない方のために補足しておきます。
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「わたしたち おおきくなっても このままで いられたら いいのにね」
村の花畑で寝転がり、主人公に笑いかける幼馴染の少女シンシア。
主人公の少年は、自覚のないまま魔物に命を狙われている「勇者」。
山奥の村で村人に守られながら暮らしていましたが、魔物に居所が掴まれてしまいます。
状況がわからないまま手を引かれ、村はずれの地下室に匿われることに。
村が魔物に攻めこまれるなか、シンシアは主人公の命を守るため、最後の手段をとります。
彼女が唱えたのは、相手の容姿そっくりに姿を変えることができる呪文「モシャス」。
騒ぎがおさまり主人公が地下室を出たときには、村は完全に滅ぼされていました。
シンシアが身代わりとなったことで、魔物は「勇者を仕留めた」と判断し、主人公は生きながらえることとなったわけです。
シンシアが寝転んでいた花畑の焼け跡には、彼女が身に着けていた「羽根帽子」が落ちていました。
……というオープニングのあと、主人公は旅立つことになります。
そして時は流れ、成長した主人公は「モシャス」の呪文を習得します。
ゲームの進行上、呪文を覚えるだけで特別な演出はありませんが、ヒャダインさんのつけた歌詞では、この「成長後に主人公もモシャスを覚える」という点に注目し、原作では描かれていないシーンを描いていました。
シンシアを想い「モシャス」の呪文を唱える主人公。
鏡に映る主人公の姿はシンシアそっくりに変わります。
けれども、彼女の笑顔までは「模写」することができませんでした。
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ご本家ヒャダインさんによる『シンシアを想う』はこちら。
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)