今回は昔話。
ラーメンズの舞台がもとでネット上に刻まれた「全開き人間」について。
全開き人間
毎年、年末になると流行語が発表されたりしていますが、一般的な流行こそしなかったものの、一部でちょっとだけブームになった言葉があります。
それがこの「全開き人間」(ぜんあきにんげん)。
もとになったのはラーメンズのコント。
観れば出てくるのですが、高級マンションに住む友人を訪ねてきて「南向きの壁にある大きな窓が端から端まで全部開く」ことを知り
「全開きか、おまえは全開き人間かよ!」
と、よくわからないボケツッコミをします。
これを受けて、冗談の通じない友人は首を傾げ、辞書を引き、ネット検索をします。
「辞書を引くな!」「検索するな!」
「載ってねえよ、全開き人間は」
というやり取りが続きます。
2001年ごろのライブで演じられたものでしたが、当時このやり取りを観て、実際にネット検索する人がいました。私もその1人。
で、ヒットしたんですね。
ページを開くと「ラーメンズの舞台を観て、全開き人間が検索で出てくるようにしたかった」といった内容のことを書かれていました。
『爆笑オンエアバトル』で放送された「日本語学校」のネタが話題になり「ラーメンズ」と検索すると、一時期はそればかりが出てきていました。
「千葉・滋賀・佐賀」というやつです。
そんななか「全開き人間」で検索すると、ほんのわずかしか検索結果に出てこない。
話題になったネタではなく、シュールで少しマニアックな舞台を演る「ラーメンズ」が好きな人を「広いネットの世界で探すための言葉」みたいになってたんですね。
これを載せるって、よっぽど好きなんだな、とわかるわけです。
いまにして思えば、これもラーメンズの台本を書いていた小林賢太郎さんの「遊び」だったのかな、と感じたりもします。
たまたまだろう、とも思う反面、そういうことを面白がりそうなんですよね。
ということで、これでこのブログも遅ればせながら「全開き人間」で検索結果に出てくるようになるかもしれません笑
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)