1973年11月27日は、片桐仁さんの誕生日。
現在はおもに俳優として活躍されています。
片桐仁
お笑いコンビ『ラーメンズ』のモジャモジャ担当(笑)として活躍後、舞台やドラマで俳優業をされています。
もともとライフワークとされていた粘土造形などのアートも継続して行っていて、しばしば個展も開かれてますね。
相方の小林賢太郎さんは、表に出る芸能活動からは引退されてしまいましたが、2人の舞台作品はYou Tubeで公式から配信されています。
片桐さんがメインで活躍するコントのうち、私のお気に入りはこちら。
実際に『全開き人間』で検索する人が少なからずいたようです(笑
シリアスな雰囲気が漂うこちらもお気に入りです。
2人の楽しげな様子と多彩さが好きなのはこちら。
地元でライブがあったとき、観に行ったことがあります。
まだ『爆笑オンエアバトル』に出場されていたころでした。
小林さんが引退されたことでもう観ることは叶わなくなりましたが、生で観られたことはちょっとだけ自慢ですかね。
私は単なる「お笑い」よりも、むしろこういった「舞台芸術」の趣をもった作風のほうが好みなのかもしれません。
「お笑い」とひと口に言っても、そのスタイルはさまざまです。
「奇抜なことやズレたことを言う人が、一般的な人のなかに登場する」
これがよくあるスタイルですよね。
日常のなかに「とんでもないやつ」が現れて、メチャクチャをやることで笑いを誘う。
そこでツッコミ担当は、観客の代わりにツッコむわけです。
それとは違い、ラーメンズのやっていたことは
「(観客にとって)非日常的な世界で暮らす、普通の人の日常」
だと思います。
つまり、そこでのやり取りは、登場人物たちにとっては日常なわけです。
ただ、世界がズレていてジワジワとおかしさを伝えてくる。
観る側に知識や、ズレやトリックに気づくことが要求されるような、深いコントもあります。
そう考えると、彼らはお笑い芸人というより、アーティストだとも思えます。
演劇寄りの舞台、と評されることもあったようですね。
また、小道具を使わずにパントマイムのみで表現する場合が多く、舞台セットもモノトーンで箱が置いてあるだけ、というシンプルなスタイルでした。
2人とも役者なので、観客に背景を想像させるだけの表現力を追求していたと思います。
そして、たとえばコンビニが舞台のコントであれば、観客自身がいつも行く「馴染みのコンビニ」を想像することができるような、綿密な設計がされていたとも思います。
もっと観たかった。それが本音です。
小林さんは舞台裏で、片桐さんは表で、それぞれの場所でこれからも活躍してほしいと思います。
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)