2000年5月10日。
MALICE MIZERからソロになったGACKTさん(当時はまだ"Gackt"表記)が、最初のフルアルバム『MARS』のテーマでまわったツアー。
その福岡公演がこの日でした。
MARS~空からの訪問者~
2階の前から数列目の席でしたが、1階の後方よりも、ステージがよく見える位置でした。
偶然ながら、このときはまだ顔も名前も知らない妻が、1階のアリーナ席にいたそうです。
会場の出入りやグッズを買っているときなどに、すれ違っていたかもしれませんね。
GACKTさんの作品は、やはり物語を表現するための音楽とそのライブステージに、最大の魅力があると思います。
それはMALICE MIZERのころから、ずっと私が好きな部分ですね。
ステージ上で、物語の登場人物の衣装を着て、指先の動きまで隙のない表現をする姿を観たいのです。
ほかのバンドのステージのように、売れた曲を演奏するだけのライブなら、筋金入りの出不精である私は、もしかすると足を運ばなかったかもしれません。
それほどに、魅力のあるステージでした。
それぞれの楽曲には世界観があり、ステージ上では毎曲、その役柄を演じるようなかたちでパフォーマンスが行われます。
パートとパートの間には降りた幕に映像が流れ、映画を観ているような状態になります。
シリアスなストーリーパートだけでなく、エンターテイメントとして単純に楽しむパートも用意されており、年々そのクオリティは増していきました。
私は結構、楽曲を聴いたうえでどのような表現がされるか予想をして行ったのですが、的中したときは嬉しかったですね。
歌詞から考察するのも、楽しい時間でした。
「この曲はこの人物のこういった場面を表現しているのと同時に、現実のこういうことにもあてはまるように描かれている」「この曲とこの曲は繋がっている」といった具合に、想像する楽しさというものが、提供されていたと思います。
現在のような状況では難しくなってしまいましたが、またGACKTさんのライブに行きたいですね。
音楽が売れない時代になってしまいましたが、新曲も、リリースしてほしいです。
楽しみに待っています。
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)