1995年10月10日は、GACKTさんが『MALICE MIZER』に加入した日。
というわけで今回は、当時のGACKTさんの似顔絵をご紹介。
GACKT
当時はまだ表記が"Gackt"でした。
髪が長く、バンドのコンセプトにもぴったりなたたずまい。
ダークな楽曲の世界観と低めの声がまたよく合っていました。
ボーカルというと、どうしても高音がどこまで出るか、みたいな風潮があったなかで、ここまで楽曲の雰囲気に合わせられる人もなかなかいなかっただろうと思います。
当時の映像がYouTubeにもたくさん載せられています。
これは1996年のツアーの映像ですね。
バンドのライブでピアノとドラムのセッションは相当珍しいんじゃないでしょうか。
日本人でこんな衣装が似合う人もそうそういません。
楽曲ひとつひとつに物語があり、それらが集まってひとつのコンセプトアルバムとして発表されていました。
CDに添えられているのも単なる歌詞カードではなく、そこにも世界観を表現する写真が散りばめられていたり。
楽曲のPV(プロモーションビデオ)もそうですね。
現在はMV(ミュージックビデオ)と呼ばれるようになりましたが、かつては楽曲の「プロモーション」として各アーティストが用意していた映像に、より明確な「物語」を取り入れて、作品を理解するための手がかりのような役割を与えていました。
現在では多くのアーティストの楽曲に付随して、あたりまえにMVが「物語」を演出していますが、その先駆けだったと思います。
メジャーデビュー曲には、メンバー出演による30分の無声映画までついていましたからね。その撮影のためにフランスまで行くという徹底ぶりでした。
そしてライブですね。
上の映像はメジャーデビュー前にも関わらず、その徹底した世界観の表現に対するこだわりがよくわかると思います。
CDや映像、雑誌のインタビューに情報を散りばめ、考察を促し
「ライブに来ればそれらの答え合わせができるんじゃないかな」という、ファンを楽しませる手法だったと思います。
隙のない徹底したステージングをされていました。
ちょっと振り返るつもりが、思わず映像をじっくり観ていました(笑
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)