今回は2016年に描いたイラストをご紹介。
ソロデビュー当時のGACKTさん。
(2016,05,28)GACKT
ソロになったばかりのころは、いまよりも細身で色白でしたね。
下絵は実はもっと前にしていて、2011年ごろ。
紙に落書きしたものを、あとになって色塗りした、という1枚です。
当時は音楽雑誌『SHOXX』(ショックス)などに写真が掲載されていて、本屋で見かけてはインタビュー記事などを読んでいたものです。
GACKTさんのインタビュー記事は面白くて、ほかのアーティストのインタビューとはどこか違うなと感じていました。読み終えると、なんだか前向きな気持ちになるというか。
近年出版された書籍で、実はそれはGACKTさんが「意識的にやっていたこと」だということがわかりました。
当時は、新曲を1曲出すたびに複数の音楽雑誌からインタビューのオファーがあり、プロモーションのひとつとしても、受けないわけにはいかない。
記者からは同じような質問が繰り返され、どうしても返答も同じようなものになってしまう。
バンド『MALICE MIZER』時代のGACKTさんは、そんなインタビューが大嫌いで「全部の記者を集めてまとめてやればいいのに」と思っていたそうですが、大人の事情でそういうわけにはいかず。
特殊なバンドでもあったため、受け答えをするのはほとんどGACKTさん1人。
そこで「時間のムダで、嫌いだからやめる」のではなく、GACKTさんがやったのは
「すべてのインタビューで違う話をする」ということだったそうです。
そうやって発信する姿勢を変えたことで「相手を楽しませよう」だとか「記事を読む人が前向きになれるような自分の考えを届けよう」という視点に変わったのだと思います。
確かに、昔はうつむきがちで口下手な印象のあったGACKTさんですが、いつの間にか堂々と胸を張って、場の空気を操るコミュニケーション能力の高い人になっていました。
やらなければいけないことがあったとき、それが嫌いなことだからといって嫌々やるのではなく、自分のプラスになるような思考に変えることで、まったく違う結果になることがあります。
「やりたくないな」と思ったときも
「活かす方法はないか」という、柔軟な考え方ができるようにありたいものです。
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)