今回はレトロゲームのお話。
攻略情報ではなく、かつて遊んだことのあるゲームの思い出を綴ります。
(1993-07-14)スーパーマリオコレクション
1993年7月14日発売。
これは非常に思い出深い1本。
- スーパーマリオブラザーズ(1985年)
- スーパーマリオブラザーズ2(1986年)
- スーパーマリオUSA(1988年)
- スーパーマリオブラザーズ3(1988年)
この4作品が、スーパーファミコン用ソフトとしてリメイクされ、4本とも収録されているという贅沢な1本でした。
マリオ2に関しては「ディスクシステム」での発売ということもあり、旧作はプレイできないままだったので、リメイクはありがたかったですね。
マリオ1はファミコン版のこれ↑がこれ↓に。
おそらく一番遊んだであろうマリオ3はファミコン版のこれ↑がこれ↓に。
さらには、雑誌やゲームソフトの広告などでソフトのパッケージを見てはやってみたかったマリオUSAも、ファミコン版からリメイクされて収録されていました。
とはいえ、発売当時はスーパーファミコンを持っていませんでした。
なぜか雑誌でもほとんど見かけておらず、このソフトとの出会いは、親の知人の娘さんのお宅でした。
その娘さんが結婚されて間もないころだったか、越した先に親と一緒に訪ねていったことがありました。そこで、ちょっと遊ばせてもらったんですね。
1990年発売のスーパーファミコン。本体と同時発売の『スーパーマリオワールド』↑に憧れてから3年あまり。
ここからさらに綺麗になったマリオに、強く惹かれてしまいました。
当時の「テレビゲーム」は風当たりが微妙でした。
子供たちの間では爆発的な人気。
でも親たちからすれば「無駄な遊び」という位置。
いまでいえば、スマホのようなものかもしれませんね。
同世代のほとんどの人が持っていて、誰もがその話題に乗れる。
周囲がみんな使っているので、使いこなすことは、必須のようなものです。
けれど「そればかりやっている」と親の表情は険しくなるでしょう。
ゲームが「上手」であることは、ある意味ひとつのステータスでもあったと思います。
いまではスマホの操作が得意な人に「これはどうするの?」と訊いたりしますよね。
ちょっと昔なら、年配の方向けのパソコン教室なども広まりました。
孫の写真をアルバムにしたい。運動会のビデオを編集してDVDにしたい。
そういったことも、しばしばあったと思います。
もっと大昔なら、縄跳びや虫取り、囲碁将棋やトランプなどが得意な人に憧れるようなこともあったのではないでしょうか。
なにかが上手い人は人気者になります。
そして自分が学んだことを人に教えるときには、ちょっと得意な気持ちにもなったでしょう。
技術は、必要とする人が多ければ多いほど、脚光を浴びます。
「ゲームが上手」といったことは当時の子供たちの間で、いまでいうスマホやパソコンの操作以上の求心力があったのではないかと思います。
なぜならば、いまではネットがあって、わからないことは自分で検索することができます。
ファミコン、スーパーファミコンが大人気だった当時は、ネットはありません。
「上手な人」「詳しい人」が、より強く輝くわけです。
そんななか、ゲームの話題に強い人のまわりに人が集まるのは、自然なことだったと思います。
そんなわけで『スーパーマリオコレクション』をはじめて遊んだその日、後ろ髪を引かれるような思いで、家に帰ることに。
でも、ちょっとだけ本体ごと貸してもらったことがありました。
借りていたのは数日か一週間くらいだったでしょうか。夢中でしたね。
やがて我が家にやってきたスーパーファミコンで、このソフトが大活躍したことは言うまでもありません。思い出の1本です。
(2021,07,15)スーパーマリオブラザーズ マリオ
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