引き続き2014年の絵より。
最初の小説を書き終えたころに描いた人物。
というわけで今回は
「続けることが過去と未来を繋ぐ」についてのお話。
(2014,12,29)アダム・シデンス
長い間、ひたすらに構想を続けていた創作物語『夜明けの続唱歌』。
創作開始の経緯についてはこちらの記事からどうぞ!
1997年ごろに構想がはじまっているため、今年で23年ほどになるのでしょうか。
早いものです。当時は、これほどの歳月を費やすことになるとは、想像もしていませんでした。
2013年の12月12日に、私はTwitterにてこんなツイートをしました。
本日、2013年12月12日。
— hidden (@hidden_12) 2013年12月12日
私の中で、節目の歳を迎えました。
長年の足踏みから踏み出すには、絶好の機会。
10年後、迷い振り返ったときに、 今日という日が、その先の道標となるように。http://t.co/E8Gxjy221O pic.twitter.com/3QQfswU1s0
この日の夜『夜明けの続唱歌』小説の、1ページ目を書きました。
あれからもう7年も経つなんて、驚きですね。
2013年12月よりおよそ一年を経て、はじめての小説を書きあげました。
文庫本に置き換えると200ページほど。
上のイラストは、小説を書き終えたころに、登場人物の一人であるアダムを描いたものです。
舞台は雪国。
馴鹿(となかい)の牧場や、謎多き女性リデルなどが物語の中心となります。
この200ページの小説、はじめは満足していましたが、次第に「なにか違うな」と感じるようになりました。
老若男女、複数の知人に読んでもらい、感想ももらいましたが、きちんと小説を書くこと自体はじめてで不慣れだったこともあり、結局のところ「修正をするべきだ」という結論に達しました。
その後、いくつかの短編を書き、自分の小説のテンポのようなものを掴むことに努めました。
ジャンルにもこだわらず、SFや現代物、時代物もはじめて書きました。
コンクールにも応募。いろいろやってみるべきですね。
入選などはもちろんしませんでしたが、決められた条件下で小説を書くということは、よい刺激となりました。
短編をいくつか書きあげたことで、ちょっとだけスキルアップしたような気分にもなり、1巻を書き直す意欲もわいていました。
こちらは2016年の12月12日にツイートした、途中経過。
【あれから3年】少しずつですが、進んでいます。 pic.twitter.com/IfeuWevENK
— hidden (@hidden_12) 2016年12月12日
↑この1巻が、のちに私の初の文庫本となったものです。
ブログでも何度かお見せしていますが、コチラ↓がその文庫本。
文庫用に体裁を整えることに時間をかけましたが、満足のいく1巻ができたと思います。
現在、2巻の文庫化に向けてルビ振りを行っています。
年内に、と考えていましたがもう少しかかりそうですね。
登場人物たち
時の経過とともに、登場人物も修正を重ねました。
さまざまに動くことで、より自分に合った表現というものが見つかります。
「登場人物をどういったスタイルで描くか?」ということも2000年あたりからずっと模索し続けてきて、ようやく今年、そのスタイルを決めることができました。
以前描いたものもすべて「色塗りのリテイク」という様相を呈していますが、少しも苦だとは思いません。
ひとつひとつ仕上がっていくのが、楽しみです。もっと時間がほしい。
これまでに積みあげてきた「過去」が「未来」へと続いていくように、小説やイラストだけでなく、今後もより精力的に創作活動を続けていきたいと思います。
またここから10年先、20年先と、思い描くものをカタチにしていきたいですね。
ひとつずつ、一歩ずつですが、それを私自身が一番愉しみにしているようにも思います(笑
こんな地道な創作活動を応援してくださる方がいたなら、とても嬉しく、幸せに思います。
『夜明けの続唱歌』については、こちらの記事も合わせてどうぞ!
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)