「物が多くて困っている人」
- そもそも片づけが苦手なんだよな。
- 家のなかに物があふれちゃって…。
- なにを基準にどこから片づけたらいいの?
こういった疑問に答えます。
私は、シンプルライフを愛しています。
最近では、必要最低限のものしか所持しない人が「ミニマリスト」と呼ばれたりしますよね。
私も、余計なものはいらない人。
とはいえ結婚しているので、すべてが思い通りというわけにはいきませんが
作業を行う机まわりは徹底しています。
なにか新しいことをはじめるときは、まず環境づくりからということで最初に片づけをします。
「捨てる基準」を明確にして、自分が本当に「気に入ったもの」しか買わない!
結論:「捨てる基準」を明確にして、自分が本当に「気に入ったもの」しか買わない!
ぶっちゃけると、本当にこれだけです。
ひと言でまとめると簡単ですよね。
そして実践した人だけが
「物が少なくなることでこんなにスッキリするんだ!」
という効果を実感できるはずです。
それでは「捨てる基準を明確にする」とはどういうことなのか、説明します。
シンプルライフのためのシンプルな方法
捨てる基準を明確化
以前「断捨離」がブームになりましたが、なんでもかんでも捨ててしまうわけではありません。
たとえば奥さんが、ご主人が趣味で集めているものを
「不要」→「断捨離」として勝手に捨てるのは「ある種の暴力」だと思います。
修復できない深い傷を負ってしまうこともありますので、くれぐれも注意してください。
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つまり、片づけというのは基本的に人まかせにはできません。
「あなた」が「捨てる」という決断をするためにルールを作ること。これが大切です。
○分類は4つだけ
片づけるものにもよりますが、ほとんどが以下の4つに分類できると思います。
- 重要:書類や誰の生活にも必須なもの=捨てられないもの
- 必要:生きていくうえで必須なもの=他人には不要でも自分には必要なもの
- どちらともいえない:必須ではないがもったいない、まだ使える、といったもの
- 不要:完全にゴミ。なんで捨てずにとっておいたの?
○最初の「ゴールを設定」しましょう
「物があふれて困っている人」の多くは、片づけをあまりしてこなかったと思います。
なのでまずはこの分類で部屋に箱を4つ並べ、手に取ったものを振り分けていきます。
箱では足りないというのであれば、部屋を区画で分けてもいいです。
片づけの範囲が広ければ各部屋ごと、机やタンスなどの1収納ごと、でもいいです。
ゴールを設定したら「ゲーム感覚」でやりましょう。
このとき大切なのは作業スピード。
ダラダラやってはいけません。
アルバムや懐かしいものを発掘して、思い出に浸るのもやめておきましょう。
思い出は大切ですが、この「振り分けゲーム」では禁止です。
一気に振り分けたら、まず 4. 不要 なものを捨てます。
1. 重要 と 2. 必要は捨てられませんので、最初は部屋の隅などに寄せておきましょう。
すべての振り分けが済んでから、それぞれの収納場所などにおさめていきます。
さて、片づけられない人の多くが悩むのが、3. どちらともいえない、だと思います。
けれどどうでしょう。
この時点で、メチャクチャだった部屋が、結構片づいてると思いませんか?
○どちらともいえないものをどうするか
ここまでくれば、あともうひと息です。
この「どちらともいえない」ものは、確かに判断が難しいですよね。
「一年間使わなかったものは不要なもの」という考え方があります。
これもひとつのルールです。
「お気に入りの服だけど、オールシーズン通して使わなかったから、自分にはもう必要ないんだ」
ルールとしては、わかりやすいですよね。
ただ、これが正解だと信じてしまうと失敗もあり得ます。
捨てた半年後に必要になることも「絶対にない」とは断言できないでしょう。
なにしろ「お気に入りのもの」だからです。出番が来ることは充分にあり得ます。
「断捨離ブーム」のときに注目された近藤麻理恵さんは、それとは別のルールを設けました。
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彼女が推奨したのは、手にしたときの「ときめき」を判断基準とすること。
「ときめかない」=「捨てる」というルールです。
確かにこのルールなら「捨てなきゃよかった」という失敗は減らせそうです。
なぜなら、あなたの「お気に入りのもの」は、捨てられずに残るはずだからです。
それから、私が片づけるときに設けているルールのひとつに
「もう一度入手できるものかどうか」というものもあります。
本などは、貴重な書籍でなければ基本的に買い直すことができますよね。
読みたくなるたびに新品を買えば、書店にも著者にもプラスです。
著者にプラスになれば、またいい本を書いてくれるかもしれません。
そういうもので、手元に置いておかなくてもいいものは手放します。
買い取ってくれる場所があるなら、捨てるのではなくそちらに持っていきます。
このあたりは、自分の価値観に合った判断基準を選ぶことが大切ですね。
「これならできそう」というところからやってみるのがいいと思います。
購入=捨てられないものが増える
- 新しいものもあるけど、まだ使えるから。
- せっかく買ったのにもったいない。
持ち物が多い人の多くはこんな感じで「捨てられない人」だと思います。
ならば最初から買わないこと。
とはいえ、なにも買わないというのは無理ですよね。
ではどうするのか。
気に入ったものだけを買う
捨てられないものになる、とわかっているのなら「本当に気に入ったものだけを買う」ように心がけましょう。
それが高額なものでも、自分自身ならある程度わかるはずです。
重要なのは「あなたがずっと使い続けるかどうか」
購入前の下調べや「本当に必要か?」と自分に問いかけることは大切です。
物は、生活していれば少しずつ増えていくものです。
けれど、片づけたあとも継続的に意識をしていれば自然と
「自分が好きなもの、気に入ったものだけに囲まれる生活」が手に入ります。
快適ですよ。
まとめ
- 捨てるための判断基準=ルールを持ちましょう!
- 値段が高いか安いかではなく、自分が気に入ったものだけを買いましょう!
- 余計な買い物をしなくて済むようになり、結果的に節約になります。
- 物が多いとそれだけ「生活にノイズがある」ということです。
- ゴチャゴチャと眼に入るものがなくなると精神的に楽になります。
「物があふれていないと気分がスッキリし穏やかになる」というのは
実際に体感できるものとして、大きな収穫だと思います。
ぜひ実感してみてください。