「断捨離初心者」
- 物が多くてうんざり…自分も「断捨離」してスッキリ暮らしたい!
- でも正直なところ、どこから手をつけたらいいのかもわからない。
- 勢いで捨てちゃって失敗したくないし、始め方にコツがあるの?
こういった疑問に答えます。
この記事を書いている私は、もともとあまり物を持たない人です。
家の片づけを一人でやってしまうので「掃除が好き」と誤解されるのですが、実際は微妙に違って「散らかった状態が嫌い」な人です。
散らかった部屋では、生産性も落ちます。
片づけで大切なのは、便利・快適になったり、再び散らからないようにすること。
すぐに散らかって何度も掃除の時間を設けなければならないようでは、これまた生産性が落ちますからね。無駄は排除して、時間は有意義に使っていきたいものです。
最近はさらに進めて、ミニマリストを目指してます。
つまり、シンプルライフを送るためのそれなりの下地・基礎がある、ということです。
結論:範囲を区切り、迷ったら保留期間を決める
結論:範囲を区切り、迷ったら保留期間を決めよう!
断捨離をやってみようと思ったとき、注意するのはこれだけです。
理由:なぜ範囲を区切り、迷ったら保留期間を決めるの?
それでは、順に詳しく触れていきましょう。
一度にすべて片づけなくていいよ!
まず「範囲を区切る」理由は簡単。
- 疲れます
- 挫折します
- まとまった時間がなければ取りかかれません
発端として「物の多さ」にうんざりしてはじめるわけですから、一度にやってしまえるわけがないです。
無理な目標を立てるのはやめましょう。
占い師でなくとも、達成が遠すぎて挫折するアナタの未来が見えます。
分類は4つだけ
以前の記事でも触れましたが、ほとんどが以下の4つに分類できると思います。
- 重要:書類や誰の生活にも必須なもの=捨てられないもの
- 必要:生きていくうえで必須なもの=他人には不要でも自分には必要なもの
- どちらともいえない:必須ではないがもったいない、まだ使える、といったもの
- 不要:完全にゴミ。なんで捨てずにとっておいたの?
この分類で進めていきましょう。
具体的な片づけ方については、こちらの記事も合わせてどうぞ。
手をつけやすいところからはじめるべし!
本・書類・調理器具・食器・衣類。
どの家庭でも同じようにあって、取っ掛かりとして手頃なのはこのあたりでしょう。
さらに「今日はここだけ」と決めて取りかかれば、達成しやすいのでおすすめです。
「この棚だけ」「この机だけ」「この引き出しだけ」など。
パッと見ていらないものは即決してサッサと捨てましょう。
掘り出し物に対していちいち懐かしがっていたら、時間がいくらあっても終わりません。
細かい順番は所持しているものによって、各家庭やりやすいように進めるといいと思います。
衣類のように、選別しやすくて終わりの見えやすい大きなものを最初のほうにやると手っ取り早く「達成感」が得られて、次へ向かう意欲が湧きやすいのでオススメです。
●本 →判断基準は「今後も読むことがなさそうなもの」
読まない本は、売りましょう。手放しましょう。
本棚に収まらなくなったからといって、積んだり、棚を追加で買ってきたりすると増える一方です。
そもそも積んである本って、引っ張り出してまで読みますか?
買ったまま、まったく読んでなかったり、途中まで読んで止まっていたり。
家に積んでいる本があるのに、また本屋で興味を惹く本を買ってきてませんか?
もう読まないな、と思うものは手放しましょう。
棚を占領しがちなDVDや、ゲームソフトなども同様です。
可能ならば今後はダウンロード商品を選択することで、物が増えることを避けられます。
私は、映像やゲームはストリーミングやダウンロードに切り替えました。
電子書籍という選択肢もあるのですが、紙媒体が好きなので、本に関してはいまでも買います。このあたりは個人の好みの問題かな、と思います。
オススメの動画配信サービスについては、こちらの記事も合わせてどうぞ。
●書類 →判断基準は「読んだら捨てていいものは即捨てる」
書類には、保管が必要な重要なものもありますよね。
年金やなんらかの権利のためのものなど生活に関わるもの、銀行関係や通信系の契約に関わるもの、振込など期限があるもの。このあたりでしょう。
では捨てられるものはなんでしょうか?
広告や、フリーペーパーなどの冊子、連絡事項などの案内。
これらは保管の必要はないです。
書類で一番多いのがこのパターンではないでしょうか。
ポストに入っていたものを持ち帰り、ついテーブルの端に置いてしまって、気づくと溜まっていませんか?
重要なもの以外はどうせ見ないので、バッサバッサと捨てましょう。
「取扱説明書」は、最近メーカーによってはPDFでネット上に置かれている場合も増えているようですね。
ネット上にあるから捨ててもいい、という考えもあります。
しかしこのご時世、いつメーカーが消えてしまうかわからないので、念のため私はこの「取扱説明書用のファイル」にまとめるようにしています。このファイルのイイトコロは、ポケットが大きくて付属のCD-ROMなども全部一緒にしまえること。ファイリングできるのですぐに取り出せるし、インデックスシールもついてるのであとでサッと探しやすい。
かさばりがちな取説の整理整頓にオススメです。
キングジム 取扱説明書ファイル A4S 2632 ライトグレー
価格:1,242円
(2020/3/26 21:00時点)
感想(0件)
●調理器具 →判断基準は「競合を厳選する」
料理を楽しむために、道具を変えてもっと便利にしたい、デザインが気に入った、評判がいいから買ってみた、など増えていく調理器具。
全部並べてみると、競合品がありませんか?
たとえば暮らしはじめたときに100均で買ったピーラーと、のちに評判を聞いて買ってきたちょっと高価なピーラー。
「皮を剥く」という用途で競合しているにも関わらず、使わないものがそのまま眠っていたり。
多機能なものを買ったのはいいけど、不要になったものがそのままだったり。
便利グッズを騙されたと思って買ってみたら、ほんとに騙されていたけど、なんとなく捨てられずにいたり。
よくわかります。でも、捨てましょう。
調理器具は特に、代わりがいくらでもあります。
これからは洗練されたものを選び、競合品を買わなくてもいいように道具を揃えていきましょう。
●食器 →判断基準は「使用頻度」
お洒落だけど使わない食器って、案外ありませんか?
料理を盛りつけるときに選ばない理由があるはずです。
重い、洗いにくい、など使い心地が悪かったり、単純に普段作る料理に合わなかったり。
引き出物やお祝いなど、人から貰ったものも食卓に合わない場合はあまり使われません。
食卓への登場頻度の低い食器は、多分今後も突然出番が増えたりはしないでしょう。
「永遠の補欠」には、きっぱりと別れを告げましょう。
棚の圧迫感もなくなり、食器の出し入れがしやすくなるので使いやすくなります。
●衣類 →判断基準は「着てみていい感じじゃないもの」
シーズンごとに新しいものを買っているのに、何年も前のものも持っている。
衣類が溜まりやすいのはこのパターンが多いですね。
経験上、今シーズン着なかった服を来年着ることはほぼない、と思うので思い切りましょう。
即断できない場合は実際に着てみて「いい感じ」かどうか、で決めるのもいいと思います。
片づけでよく耳にするのが「そういえばこんな服持ってたな~」という言葉。
即決で捨てましょう。忘れていたような服は、多分その後も着ません。
手もとに残した衣類は、数が減った分、手入れもきちんとできるようになるはずです。
少ない持ち物を大切に使うことで、愛着が深まるものだと思います。
物を大切にし、丁寧に暮らす「ミニマリスト」の考え方ですね。
捨てることに抵抗感がある人
必要とする知人に譲る、あるいはフリーマーケットやリサイクルショップに持ちこみましょう。
ただし、売る場合に買取金額はあまり期待しないほうがいいかもしれません。
私の姉は、大量の洋服を洗濯してアイロンをかけ、きれいに畳んでリサイクルに持ちこんだところ数百円での買取となって「まじか」と愕然としたらしいです。
お店側も買い手がつきにくいものを高値で仕入れるわけにはいきませんので、当然といえば当然なのですが、洗濯やアイロンに費やしたコスト分取り返せたのか疑問です。
よほど需要のあるブランド物でもないかぎり「お金に変えよう」という意識で過度の期待を持つことは禁物、という好例だと思います。
捨てるべきかどうか迷ったときは?
生きていくうえで必要なものは人によりけり。
一概に「それはいる・いらない」と他人には判断できません。
私個人の考えとしては「なくても困らないもの」は基本的に処分してもいいと思います。
ずっと使っていないものは、つまりなくても生活できるってことですからね。
逆に「使ってないけど残しておくもの」を挙げるとしたら、代わりが手に入らないものですかね。
新しい本のように、また同じものが買えるのであれば、あまり時間をかけて迷う必要はないかな、と。
※重要 →コレクションは、無理して捨てることはありません。
好きで集めたものを手放すのは、ちょっと勇気がいります。
「いる・いらない」で、いらない理由がハッキリと言えるものは、処分してもいいでしょう。
理由が言えないものは、あとで後悔する可能性があります。
アナタにとって大切なもの・必要なものであれば、大切にしておきましょう。
好きなものに関しては「捨てるものを選ぶ」のではなく「持っておくものを選ぶ」というふうに考え方をシフトしてみるのもいいと思います。
迷ったときは一時的に「保留」しておくというのもひとつの英断。
あたりまえですが、捨てたものは二度と戻りません。自己責任です。
保留したものは1週間など「期限」を設けて、うやむやにならないように決断しましょう。
これまでうやむやにしてきたから、家のなかが物だらけになったのかもしれません。
気を引き締めていきましょう。
次からは余計なものを買わない!
片づけてみると、普段は使っていないものが大量にあるものです。
処分することで、自分には必要のないものや、衝動買いしたけどどうせ飽きるものなど、自分の不要な買い物の傾向も、ちょっとはわかるかもしれません。
大量の物に囲まれていても、すべてを使いきれません。
次からの買い物で、片づけから得られた「不要品のデータ」を活かさない手はありません。
せっかく捨てたのに、また同じようなものを買ってくるようでは、物は減っていかないのです。
ひとつ買うなら、ひとつ捨てる。
そういう考えで買い物をすると、物が溜まりません。
より便利な道具に「アップデート」するための買い物ならば、問題ないわけです。
定期的にやるとより効果的!
断捨離は、一度やったら終わりというわけではありません。
定期的に見直しをすることで、より持ち物が厳選・洗練されていき「アップデート」していけるはずです。
えっ、そんなに何回もやるの?
と思ったかもしれません。でも大丈夫。2回目からはすでに「物が減った状態」からスタートです。
うんざりするほど物を溜めこんでしまっていた1回目よりも、ずっと楽に作業できるようになっているでしょう。
なぜなら、そのころのアナタはもう余計なものを買わないように気をつけているはずだからです。
【初心者】断捨離の失敗しない始め方【ちょっとずつ厳選しよう】まとめ
- 範囲を区切り、迷ったら保留期間を決めよう!
- 一度にすべてやってしまおうと思わないこと
- 本や衣類など、手をつけやすいところからはじめること
- 捨てることに抵抗があるなら、人に譲るかリサイクルに持ちこむこと
- 捨てるかどうか迷ったときは期間を決めて保留し、うやむやにしないこと
- 自分に不要なものを認識し、余計なものを買わないこと
ほかにも、存在を忘れていたものは即処分候補入り、など自分なりのルールを設けてみるのもいいと思います。
いかがでしたか?
実は本当に大切なのは「断捨離」よりも、そのあとに手に入る快適な暮らし。
ゴチャゴチャとした物が視界に入るだけで「生活ノイズ」になります。
物が少なくなれば、日々の掃除も時間短縮できてストレスが減ります。
不便なように思うかもしれませんが、生まれた余白で工夫することが楽しかったりします。
持ち物が少なくなることで、不思議と気持ちもスッキリすることに気づくはずです。
さあ、明るい未来を想像しながら、溜まった物をガンガン整理していきましょう!