「アナログイラストを練習したい!」
- 一番の消耗品は紙だから安いほうがいい!
- 選ぶときのポイントは?
- オススメってあるの?
というわけで今回は
「イラストに安価なA4コピー用紙:PAPER ONE」についてのお話。
重要な画材:紙
「絵がうまくなりたい!」「イラストを練習しよう!」
そんなふうに思ったとき、気になるのが画材ですよね。
そのなかでも一番の消耗品はやはり『紙』でしょう。
練習ということは、たくさん必要です。
安く済ませようと思っても、広告の裏紙では気分が乗らない。
とはいえスケッチブックはそれなりの金額。
「失敗できない」と思って構えてしまうから、気軽に描けない。
安価な用紙:コピー用紙
そんなときの救世主が『コピー用紙』です。
安価できれいな白紙がたっぷりあれば、リラックスして絵が描けるはずですよね。
失敗を怖れる必要もありません。
プロのイラストレーターでも、コピー用紙を画材として使用されている方もいます。
『METAL GEAR SOLID』シリーズで有名な新川洋司さんもその一人。
新川さんは筆ペンを使用してキャラクターデザインなどを手がけるため、サラサラッと描けるコピー用紙が手頃なのかもしれませんね。
コピー用紙:私の愛用品
「高品質な普段使いのコピー用紙」とのキャッチフレーズが添えられた用紙。
APRIL(エイプリル)社の『PAPER ONE』(ペーパーワン)。
私は、こちらの用紙を愛用しています。
私はシャープペンシルで線画を描きますが、まず描き心地が好みです。
描いたあとも線がぼやけたりしないため、慌ててスキャンする必要もありません。
イラストに使用するシャープペンシルについてはこちらの記事にまとめています!
筆ペンで描く場合も、同じ紙を使います。
よほどインクを滲ませないかぎり、裏写りもありません。
コピックを使ってアナログで着色する場合は、残念ながら滲みやすいと思います。
私はボールペンで絵は滅多に描きませんが、文字を書くことにも適しています。
小説の構想をする場合なども、気軽に使っています。
資源なので無駄に使うことのないよう気をつけてはいますが、画用紙やスケッチブックよりも、気兼ねなく使用できるというのは大きな利点ですね。
以前は同じAPRIL社の『COPY & LASER』という用紙を使用していました。
「少なくなったら同じものを買おう」と記録していたのですが、いざ買いに行くと近所の店舗からなくなっており、ネットで調べたら後継品として、この『PAPER ONE』が展開されていました。
コピー用紙もいろいろ
私のお気に入りは前述した『PAPER ONE』ですが、もちろんそれぞれ好みは違うと思います。
まずは何種類か買ってみて、試し描きをするのが一番です。
私も10種類近く試したと思います。
近所で買ってきて、早速描いてみましょう。
運がよければ違和感なく描けるでしょう。
その場合は、外袋の写真を撮るか、品名や型番をメモしておくなど、また同じものを再購入できるように、きちんと記録しておくことを強くオススメします。
なぜなら、安価なコピー用紙は結構、店舗在庫に「入れ替わりがある」からです。
同じお店でいつも山積みになっているから、などと考えていると、次に行ったときには別のメーカーの用紙に変わっていたりするのです。
店側としても、事務用品は多めに在庫しておく必要がある商品なので、なるべく在庫金額を抑えたい、といったような理由があるのだと思います。
たとえば某社(大手)のPB(プライベートブランド)商品であっても、コストを下げるためかリニューアルされてしまい、紙質が変わってしまった、ということは何度か経験があります。
大量生産する商品ですから、マイナーチェンジは繰り返しているのでしょう。
とはいえ「気に入っていた紙がもう手に入らない」というのは、絵を描く人にとってはかなりのストレスです。
前述のように、私にもその経験があります。
探している間は貴重な時間が奪われ、生産性が落ちてしまいますので、そのことにもストレスを感じることになります。
そうなったときのために、自分の気に入っている用紙が手もとにあるなら、特徴や描き心地などをよく確かめて、自分自身がよく知っておくことが大切だと思います。
好みや描きやすい紙の特徴を押さえておけば、もしお気に入りが手に入らくなっても、次を探すときの手がかりになります。
用紙を選ぶポイント
「なにを基準に選んだらいいのかわからない」という人のために、私なりのチェックポイントをお教えします。
表面がツルツルした用紙
サラサラ描けます。
ですが、表面が滑らかな分、描いた線がぼやけやすいため、細かい絵に不向きな印象。シャープペンシルの先端が滑るので、その点も描きづらさを感じます。
線がぼやけやすいと、絵を描きながら自分の手で擦ってしまって、画面が汚れてしまうということにも通じます。下敷きなどで手の触れる箇所をカバーしていても、摩擦によって擦れやすい感じがしますね。
表面がザラザラした用紙
ザラザラ度が増すほど画用紙に近くなる感じはします。
表面のザラつきが強いことによって画用紙のようにしっかり描けるのですが、鉛筆先が減りやすく、画面にはより多くの表記跡が残るため、こちらも画面が汚れやすいところがあります。
修正するために消しゴムで擦る場合も、画面が黒く汚れやすいですね。
筆圧が強い人は、消しゴムを使っても跡が残って完全には消えないと思います。
結果、画面が汚くなって「もうやめた」となってしまうことも考えられます。
自分の好みの用紙を知る
用紙の白さ具合や、厚手が好みか、薄手が好みか、なども含め、一番手に馴染むものを探すといいです。
私はわりと白くて薄いほうが好みですね。
愛用している『PAPER ONE』も、白くてそこそこ薄いと思います。
表面はツルツルとザラザラの中間くらいです。
私のように「イラスト線画を用紙に描いてスキャンし、PCで色塗り作業をする」というスタイルの人であれば、用紙はあまり汚さずに仕上げたほうがいいです。
きれいに仕上げれば、スキャナーの読み取り面を汚さずに済みます。
上記をふまえて最終的には「自分にとっての描き心地のよさ」が決め手となります。
まとめ:【用紙】イラストに安価なA4コピー用紙: PAPER ONE【オススメ】
- 描き心地の気に入った用紙はもう一度購入できるように記録しておく。
- 店舗に山積みになっていても、いつまでも同じ商品が手に入るとはかぎらない。
- 大手の商品もマイナーチェンジで紙質などの仕様が変わる場合がある。
- まずはいろいろと試してみる。
- 好みの用紙と出会えたら、その特徴をよく知っておこう。
- お気に入りを見つけてたくさんの作品を生み出しましょう!
私はもう二度と「気に入っていた紙がもう手に入らない」という状態になって、新たな用紙を見つけるために貴重な時間を割きたくないので、まとめて購入しました。
「500枚×5冊の箱」を2箱。10冊で5000枚ですね。
創作以外のことには使わないので、これで用紙については安心です。
レビューには「バンドで箱を縛ってあるので紙が一部変形していた」とありますが、私の受け取った商品は想定範囲内、許容範囲でした。
もともと安価なので私は少々のことは気にしませんが、どうしても気になる場合は近所の店舗で探し、1冊単位で購入してもいいのかもしれません。
※結構な重さだったので、配達員の方にはお詫び&お礼にリポビタンDをお渡ししました。
自分で運ぶ場合は、腰を痛めたり足の上に落としたりしないよう、充分に注意してくださいね。
いかがでしたか?
今回は、私が愛用している用紙について記事にしました。
この記事を読んだ方が、自分好みの用紙と出会えることを願うばかりです。
1冊購入はこちらのパッケージ。
5冊箱購入はこちらのパッケージ。
「どうせ使うもの」ならまとめ買いがかなりお買い得です。
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)