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【創作】ドット絵:ゲームから小説への継承【ピクセルアート】

今回は、水面下でちまちま進めていたドット絵(ピクセルアート)の続報です。

作りたいものに必要な素材が揃ったので、ご紹介。

 

 

今回のドット絵制作の経緯

 

もともとゲーム制作をしていてドット絵が好きで~という流れから、今回のドット絵制作の発端については、こちらの記事に書いています。

picoblog.hateblo.jp

 

成果

2022年9月くらいにはじめたものの、その後完全にストップしていました。

2022年9月の段階では、こんなふうに自分のキャラクターがいて、草原と水があるだけでしたね。

 

NFT活動やLINEスタンプを作ったり、ほかのことを進めていましたので、なかなか手をつけられなかったということに加え「必須ではない」ものだったので、あとまわしになっていました。

で、最近になって「やっぱり必要」だと奮起して、一気に進めました。

こういう作業は1点に注ぐ集中力が大切ですね。ドット絵なだけに。

 

画像は一部ですが、こんなふうに街を作るための素材が揃いました。

一部ですが、改変可能なフリー素材なども使用させて頂きました。

 

ゲーム制作用のツール『RPGツクールVX Ace』で使用できるように規格を揃えたので、これでおおよそ組みたいマップが組めるようになったわけです。

 

試しに組んでみたのがこんな感じです。

当初の予定通り、ファミコンスーパーファミコンあたりの、チープさが漂う雰囲気が再現できたと思います。

美麗なドット絵も好きですけど、想像の余地がたくさんあるスーパーファミコン版の『ドラゴンクエストV』くらいの雰囲気が特に好きなので、そのあたりを意識しています。

 

 

用途

「必須ではない」から「やっぱり必要」だと変化したのは、もともと用途として考えがあったからです。

 

ゲーム制作の再開?

いえいえ、そうではありません。

 

それは『自作小説の舞台の見取り図作成』です。

 

たとえば推理小説などでホテルを舞台とする場合など、本文を書きはじめる前に、方眼紙などにホテルの部屋割りや間取りなんかを描いたりすると思います。

小説を書かない人でも、そういった見取り図が必要そうだということは、なんとなく想像できますよね。

 

推理小説でなくても、建物の位置関係の確認のためだとか、小説を書いていると「どうだったかな」というときに確認ができるので、用意している作家は少なくないと思います。

作品が戦記ものであれば、視点をもっと広域にして、地形や敵陣営との位置関係、砦の位置など紙や地図などに書きこんで用意するものだと思います。

完全に頭のなかの想像だけで書き進めると、矛盾が生じやすくなるからですよね。

 

私も、長篇小説を書きはじめる前に、まず物語の世界の「世界地図」を作りました。

ネタバレになるのでネット上に全面を公開はしていませんが、部屋の壁に大きく印刷したもの(120cm✕84cm)を貼っています。

壁に見えるのが創作物語『夜明けの続唱歌』の世界地図。

 

地図が完成してから、最初の小説を書きました。

当初は私も、紙に簡単な見取り図を描いたり、コンセプトアートのようにざっくりと風景を描いたりしていましたが、それがあまり楽しい作業じゃなかったんですね。

理由は単純に「見栄えが好みじゃない」から。

 

小説のための見取り図なんて普通は公開するものでもないし、基本的には作者の頭のなかにあるものなので、簡単な走り書きだっていいし、もっと言えばなくてもいいもの。

 

でも、舞台となる街の見取り図を、ゲーム制作のときのように「マップ組み」できたらもっと楽しいだろうに、と思ってしまったわけです。

それは私が小説の前にRPG(ロールプレイングゲーム)で物語を表現しようとしていたから、自然な流れだったのかもしれません。

 

コピー用紙にボールペンで描き殴ったマップは見返す気になりませんが、ゲームのマップは眺めているだけでワクワクするものです。

持ってもいないゲームの攻略本を買って、掲載されているマップを眺めているだけで楽しいという、私みたいな人もいると思います。

 

だからそこに時間を割いてしまう。

自分がより楽しくモノ創りするために、できることを思いついたらやってしまう。

我ながら、なかなか困った性分ですね。

 

『夜明けの続唱歌』2巻を書く前には、実際に『RPGツクール』を使用して、物語の舞台となる簪呂国(カザクロフト)という街を作りました。

思った通り、街の隅々の路地までマップ上にあるので、位置関係が明瞭です。

『夜明けの続唱歌』3巻も、2巻と同様に舞台を作成。物語も書き終えました。

 

また、短篇小説『Maria』では、過去にRPGとして完成していた物語を小説化したため、マップはあらかじめゲーム内で確認ができました。

 

ゲーム的に組んだマップを見取り図として小説を書くことには大成功。

 

ところが。

 

ここまでの段階では「借りものの素材」を使用してマップを組んでいたので、素材の過不足も多々あり「自分で用意・調整した素材でマップを作りたい」欲が、ふつふつと燃えていたわけです。

実はそれこそが、2022年9月のドット絵制作開始の、本当の発端でした。

「必須ではない」と見送ったものの「やっぱり必要」だったんです。私には。

 

 

夜明けの続唱歌 4巻 の舞台

晴れて「自分で用意・調整した素材」が揃ったことで、次回の4巻の舞台である街を組みました。

海辺の町:漉町(コステロ・プエブロ)

 

 

森の古城:鴉城(アルトゥンブルク)

 

A4用紙や方眼紙に描いたモノクロの見取り図よりも、圧倒的にワクワクします。

 

『夜明けの続唱歌』はシリアスなファンタジー作品なので、この見取り図はあくまで執筆時用のみの役割にすぎません。

ですが私には、地面の凹凸や、老朽化で一部がちょっと崩れた城壁、ここに並ぶ建物の、壁の溝に詰まった雪の、さらにはその結晶まで見えます。もちろん、ここで生活する人の表情も。

つまり「自分の想像力を刺激するものを自分で作った」というお話です。

 

4巻を書きはじめるのが、ますます楽しみです。

 

 

それでは今回はこのへんで!

最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)

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