たぬぴこ!生産性を高めて『ゆる賢く』生きる

生産性を高めて進める、日々の創作活動などを紹介するブログです。

【創作】作品の「色合い」から不足を見抜く【色の対比が物語を生む】

f:id:hidden_12:20201116191736j:plain

創作中の物語『夜明けの続唱歌より。

引き続き2014年の絵になります。

「作品の「色合い」から不足を見抜く」についてのお話。

 

 

(2014,01,03)カレイラ・メレンデス

f:id:hidden_12:20201116191916j:plain

(2014,01,03)カレイラ・メレンデス

f:id:hidden_12:20201116191950j:plain

とある目的で編成された特殊部隊の生き残り。

終戦後、敵味方を問わずに多数の孤児を引き連れ、難民の受け入れを求め歩いた。

かつての孤児たちからは現在も「母」と慕われている。

 

ひとつの作品内における、登場人物の「色合い」は意識していますか?

無理にイメージカラーに直結する必要はありませんが、

 

作品を「一枚の絵」として眺めてみてください。

アナタの作品は、どんな色で描かれているでしょうか。

 

にぎやかな作品なら、きっと多彩な配色で、鮮やかに塗られていると思います。

逆にひたすらダークなファンタジーなら、暗い色の人物ばかりでしょうか?

その絵をよく見れば、一色ではないはずです。

たとえ色遣いが暗くても、黒っぽい赤だったり、鈍い色の金銀だったり、さまざまな色で塗られているものだと思います。

 

新たに登場人物を追加する場合など、この「色」を意識してみると、そこに足りない人物、あるいは「差し色」のように、効果的に物語を動かしてくれる人物というのが、見えてくることがあります。

 

たとえば美男美女の容姿の優れた人、能力の突出した人など「作者の好みの人物像」ばかりで彩られた作品は、どこか色が偏ったり、薄くなってしまいがちです。

 

そこに「差し色」を入れるわけです。

試しに、いまある色と「真逆に位置するような色」を置いてみましょう。

 

そこから癖のある軽妙なキャラクターや、味のある脇役が生まれたりします。

 

そしてその「色の対比」が、あるときは衝突を生み、物語を動かします。

同じ色へと混ざり合わずに、それぞれを主張するわけですね。

 

全員をその枠にあてはめて考える、というわけではありません。

ある程度煮詰まってから「こういう視点もあるな」といった具合に意識してみると、新たな発見があるかもしれません。

 

自作品というのは、誰しも思い入れがあります。

それゆえに、どうしても客観的に見れなくなってしまうことがあるものです。

独りよがりになりすぎて、見えるはずのものが見えないと、とてももったいないように思います。

やはり、作品はさまざまな角度から見るべきです。

そのひとつが、今回ご紹介した「一枚の絵」として「色合い」を見てみるという方法。

 

一度、試してみてください。

そして「描くのが苦手な人物」を避けずに、登場させてみてください。

きっと、より一層深みを増した彩りの作品へと、深化させることができるはずです。

 

 

『オリジナリティを育てる方法』については、こちらの記事も合わせてどうぞ! 

picoblog.hateblo.jp

 

『キャラクターの特徴づけ』については、こちらの記事も参考にしてみてください!

picoblog.hateblo.jp

 

『夜明けの続唱歌については、こちらの記事も合わせてどうぞ!

picoblog.hateblo.jp

それでは今回はこのへんで!

最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)

プライバシーポリシー お問い合わせ