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【創作】どこでも歓迎される吟遊詩人とは何者なのか【旅の詩人】

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創作中の物語『夜明けの続唱歌より。

引き続き2013年の絵になります。

どこでも歓迎される吟遊詩人とは何者なのか、についてのお話。

 

 

(2013,08,12)カルミネロ・ポエターム

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(2013,08,12)カルミネロ・ポエターム

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旅の詩人。
仕事を請けて各地を放浪しながら、詩を詠む日々を送っている。
女性人気が高く、訪れた街の酒場で酒席を賑わせることも少なくない。

 

吟遊詩人と呼ばれる人が、街の酒場などで歌声を披露するような場面は、ファンタジー作品ではよく描かれるところだと思います。

余所者に冷たい人たちの街でも、彼ら吟遊詩人は意外とすんなり、入っていくことができます。

なぜでしょう?

 

それは、彼らが各地の「情報」をもたらしてくれるからです。

遠方の情勢なども、吟遊詩人に訊けば、眼に浮かぶように語ってくれるでしょう。

古い時代、彼らはいわばメディアの役割を担っていたわけですね。

 

立ち寄った街の酒場でたまたま見かけた、派手な衣装の人。

突然、メロディも独特な歌を朗々とうたいあげ、得意顔。

日中はなにをしているのかわからず、住民でもないのにさまざまな事情に詳しい。

 

これだけでは、本当に変な人です。

作品に吟遊詩人を登場させる場合は、先に述べたような「外部の情報をもたらす人」ということを頭の隅に置いておく必要があると思います。

 

いまも昔も、そしてファンタジーの世界であっても「情報」をもっている、というのは大きな強みになります。

 

吟遊詩人の話を聞くために、王族なども彼らを招き入れて歓迎したとか。

娯楽の少ない地方であれば、刺激にも飢えているでしょうから、なおさらでしょうね。

住民よりも、地方領主あたりと結びつきを強くもつ可能性は高いでしょう。

そのあたりを押さえておけば「物語の鍵を握る脇役」として、登場させることもできるようになります。

 

なんとなく華やかさがある職業のような気がして、旅の剣士や傭兵などと並び、安易に登場させてしまいがちな旅の詩人、吟遊詩人。

街で出会う場合は「なぜここに来て、誰に歓迎されていて、なぜ滞在しているのか」を考えてみましょう。

存在の裏付けがあれば、物語の骨組みはよりしっかりしたものになると思います。

 

 

『キャラクターの特徴づけ』については、こちらの記事も参考にしてみてください!

picoblog.hateblo.jp

 

『夜明けの続唱歌については、こちらの記事も合わせてどうぞ!

picoblog.hateblo.jp

それでは今回はこのへんで!

最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)

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