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【創作】知人をモデルにした人物を登場させる理由【現実との繋がり】

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創作中の物語『夜明けの続唱歌より。

引き続き2013年の絵になります。

知人をモデルにした人物を登場させる理由、についてのお話。

 

 

(2013,09,02)セニベラディーリ夫妻

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(2013,09,02)セニベラディーリ夫妻
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体術と棒術の達人。

弟子はほとんどとらず、天稟のある者にだけ稽古をつける。

肩にとまる梟はオウェルと呼ばれる。

 

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素界、異界、幻界、占術(せんじゅつ)を探求する、ベスタルド・セニベラディーリの妻。

占術師として広く名を知られている。

いつもそばにいる猫は「ガタピシ」という名がついているが、夫妻は揃って「ミーコ」と呼ぶ。

 

以前の記事でも書きましたが「身近な人を登場人物のモデルにする」と、それがよく知っている相手であればあるほど、深みのあるキャラクターが描きやすくなり、その「モデルありきの人物」のもつ存在感に、ほかの登場人物・脇役たちが遜色ないレベルで追従することが意識できれば『作品全体の登場人物を濃く底上げするひとつの指標』とすることができます。

 

この夫妻は、知人の老夫婦でした。

絵を描いた当時はご存命でしたが、ご主人が先に亡くなり、奥様のほうも今年、亡くなられました。猫のガタピシちゃんも、みんな虹の橋の向こうへ。

いろいろと苦労されたご夫婦だったそうですが、いつもニコニコと明るかったのが印象的でした。

 

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(2007,06,26)小道

 

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(2013,04,25)

こちらは、依頼で描いた似顔絵です。

屈託のない、素敵な笑顔ですね。

 

身近な人を作品の登場人物にしてみてはどうか、というのはこのころ思いついた試みだったのですが、結局のところ、この方の曾孫さんまで、四世代に渡ってモデルにしたキャラクターが生まれました。

作品内でも、血縁者です。脇役でも、なかにははじめから需要な役割を担う人もいます。

 

創作物語のなかに「知っている人だけが気づく要素」をこっそり入れることも、ちょっとした楽しみになったります。口癖だったり、服装の好みだったり。

そういった部分も、客観的に見ればキャラクターの味になったりするわけです。

 

今回のケースでひとつ挙げるならば、フクロウですね。

ご主人のほうは後年、端切れ布を使って「お手玉」のような「フクロウのぬいぐるみ」を作り、さまざまな施設などに寄付していました。

もちろんご本人を知らない人にとっては「肩にとまる梟」もひとつの要素でしかないわけですが、そういった現実と繋がる要素というものに、作者は物語を書きながら心のどこかで、ちょっぴりワクワクするわけです。

 

モチベーション維持に悩んでいる方は、そういったことも試してみてはいかがでしょうか。

 

当然ですが、本人の許可を得ずに「嫌な役」をやらせることは避けましょうね。

間接的にとはいえ、作品に対して力を借りるわけですから、敬意を払うことを忘れてはいけません。

 

 

『キャラクターの特徴づけ』については、こちらの記事も参考にしてみてください!

picoblog.hateblo.jp

 

『キャラクターの作り方』については、こちらの記事も合わせてどうぞ!

picoblog.hateblo.jp

 

『夜明けの続唱歌については、こちらの記事も合わせてどうぞ!

picoblog.hateblo.jp

それでは今回はこのへんで!

最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)

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