11年間勤めた仕事を、4月末で退職しました~。
理由は大きくふたつあります。
理由その1:療養
2018年に体調を崩し、胃カメラなどをやりました。
それからたまに通院しつつ、薬を飲んだりしてだましだましやってきました。
ここ4年半くらいで、12キロ痩せました。
食べるものに気をつけていたから、結果的にそうなったという面もあるのですが、ざっくりいうと「ストレス」です。
消化器系は大半がストレス由来だとよく聞きますが、例に漏れず私もどうやら普通の人間のようです(笑
それはまあよしとして、健康診断で引っかかったんですよね。
紹介状を手に、専門医へ向かいました。後日、検査を受けることになっています。
2018年から気をつけてきたので、ちょっとでも改善されていればまだよかったのですが、よくなってはいませんね。
「療養」これが理由のひとつです。
理由その2:決別
愛想が尽きました。
次々と無理難題を押しつけられ、欠員が出ても補充されず、息をつく暇もない作業。
経営陣の支離滅裂な指示と責任転嫁で、すっかり疲弊してしまいましたね。
仕事の内容自体はキライではないのですが、忙しくなりすぎました。
仕事中、なにげなくふっと思い浮かんだことが、かなり思い詰めた内容であったことから
「これは危ない」
と自分で客観的に判断し、仕事を離れることを決めました。
もちろん、妻にも相談しましたし、仕事仲間のパートさんたちにも話しました。
みんな私の置かれてきた過酷な状況を知っているので
「あなたは いままで本当によくがんばった」と背中を押してくれました。
パートさんに「辞めると決めた」と伝えたときは、その決断を喜んでくれたほどです。
そしてなんと、残っていたパートさん2人も、私と一緒に辞めました。
いままでパートさんが辞めなかったのは、私が耐えてがんばっていたから、でした。
私が辞めることを決めたいま、もうここに残る理由はない、とのこと。
年長のパートさんとは9年一緒に仕事をしましたが、両親と同年代にも関わらず、仲のよい友人のようです。一年前に入った40代の方とも、先に辞めた70代の方とも、楽しく仕事ができました。
4月最後の月曜日には、2月に辞めたパートさんも駆けつけて、職場でちょっと集まって別れを惜しみました。
健康上の理由で辞めたいと伝えた結果…
経営陣が「働いている人を人間だと思っていない」ことがよくわかる対応でした。
10年以上、必死に働いてそういった対応ですから、結果的には、いま決断して本当によかったと思います。
繰り返しますが、仕事の内容はキライではありませんでした。
しかしこの先10年~20年~と、彼らと一緒に仕事ができるのか、自分に問いかけてみると
「それはないな」というのが正直な気持ちです。
細かなことを書けばきりがありませんが、辞めることを職場の誰に話しても「みんなこの数年のあなたの立場の過酷さを知っているから、決断は理解できる」という反応でした。
辞めると決めてからは、決別の準備です。
自分たちが用意したもの、工夫してセッティングしたものなど、すべて処分しました。
引き継ぎのため、指示のあった書類を提出し、痕跡を残さず消えました。
「5月1日の準備」までは、遺漏なく完璧にやりました。
しかし2日からの用意は一切していません。
掃除や準備を軽んじていた経営陣が、実際の作業の大変さを少しは理解できるといいのですが…これまでの経験上、おそらく難しいでしょう。
押しつけてばかりだった彼らは成長していませんが、たびたび無理難題を言われ、そのつど試行錯誤で、耐えて乗り越えてきた私には、知識と経験が備わっています。
仕事仲間との出会いも含め、それらは私だけの財産だと思います。
4月30日。
朝礼で挨拶するように言われ、前に出て感謝を述べたあと、花を頂きました。
代表して花を持って出てきた他部署の方が、言葉を詰まらせながら、途中で深呼吸をし、涙を浮かべながらかけてくれた言葉と姿が、心に刻まれています。
「これからも あなたらしく がんばってください 応援してます」
しばらくは、家のことをしながら くたびれた身体の回復に努める予定です。
次にやることを模索しながら。
迷ったときは、心に花の咲くほうへ。
これからも、歩き続けます。
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)