上手くいかずに、それでも無理して続けていることってありませんか?
「一度、決めたことだから、やり遂げないと」
私は、学生のころから決め事を課して「自分の首を絞める」タイプでした。
もちろん大切なことだとは思うのですが、場合にもよりますよね。
思いこみが行動を縛る
たとえば
それが、誰からも求められていないことだったら、どうでしょう。
求められていないとしても、自分自身が求めている、本当に必要なことでしょうか?
意地になってまで続ける理由が、きちんとあるでしょうか。
もし理由が思いあたらないのなら、考慮の余地があると思います。
やってみなければわからないことは、たくさんあります。
多くのことは、しばらく続けてみて、はじめて本当のところが見えてくるものです。
「一度、決めたことだから、やり遂げないといけない」
これはある種の「思いこみ」ですね。
この思いこみに縛られていると「やってみて、本当のところがわかった」とき、方向転換ができる柔軟さを欠くことになります。
その思いこみで行動を縛っているのは、ほかならぬ、自分自身です。
私も以前、このことでずいぶん苦しみました。多くの時間も奪われました。
過去に一番よくなかったケースでは、ゲーム制作の手伝いで、相手がそういった私の性格につけこむかたちで、協力を要請し続けてきたことがありました。
どんな無理難題な要求でも、やり遂げなければ、という私の「思いこみ」が、そこから離れるという単純な選択を許さず、行動を縛ってしまっていたわけですね。
結局そのときは、ほかの協力者に対する責任も感じていて「無責任なことはできない」という思いも加わり、やり遂げるまで無理をして続けてしまいました。
その後しばらくは、まともに絵が描けなくなった時期もありましたね。
馬鹿なことをしたなあとは思いますが、あれがあったから、いまの私があります。
自分が、なにを喜びに「モノ創り」をしていたのかも、思い出すことができました。
時間は無限ではありません。
人生は、常に終わりに向かって進み続けています。
そのことを忘れて、意地を張って時間を費やす理由が、本当にそこにあるでしょうか?
一度、決めたことだとしても、やめていいんです。
新しいこと、より楽しいと感じることを選ぶのは、悪ではありません。
こんなあたりまえのことでも「思いこみ」が、融通のきかない心理状態を招きます。
自分自身が、無理をしているな、意地になっているな、と感じたら「思いこみ」に縛られていないか、疑ってみましょう。
迷ったときは、心が「自由だ」と感じるほうに進んでみる。
大切なのは、どう思われるかではなく、自分がどう思うかです。
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)