今日はYouTubeで観た動画からピックアップ!
フランツ・リストの『ラ・カンパネラ』。
漁師のピアニスト
普段テレビを観ない私ですが、この番組は放送当時、たまたま観ていました。
『ラ・カンパネラ』は非常に難しい曲として知られています。
さまざまなピアニストがこの難曲を披露しているのですが、私が一番好きなのはフジコ・ヘミングさんの演奏。
私は業界通ではありませんので詳しくはないのですが、楽譜通りに弾くことが前提のクラシックの業界では、フジコさんの演奏は賛否両論あるようです。
「彼女は楽譜通りじゃない」と批判されるらしいですね。
私が『ラ・カンパネラ』をはじめて聴いたのは、フジコさんが昔、確か『徹子の部屋』に出演されて、そこで演奏されたときだったと記憶しています。
録画したものをMD(古)に録音して、ウォークマンで何度も聴いていました。
その後、CDも買いました。
確かに、その演奏は楽譜通りではないのかもしれません。
業界に「楽譜通り弾くべし」という掟があるとすれば、掟破りなのかもしれません。
けれども、フジコさんの演奏は、どの曲も情景が浮かぶのです。
『ラ・カンパネラ』を演奏されているほかのピアニストの方々も、間違いなく素晴らしい技術をもっています。
しかし、多くのピアニストの演奏を聴いてみて、素晴らしいという感想に加えて「もう一度聴きたい」と感じるのは、フジコ・ヘミングさんの演奏だけだったりします。
不思議です。
ご本人も「ぶっ壊れそうな鐘の音があったっていいじゃない」(カンパネラは鐘の意)といった旨のことを発言されていて、自身の演奏に誇りをもっていることがわかります。
この漁師の方も、フジコさんの『ラ・カンパネラ』だったからこそ、突き動かされたのかもしれません。
こちらが、フジコ・ヘミングさんによる『ラ・カンパネラ』。
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)