小島秀夫監督が率いる『KOJIMA PRODUCTIONS』(コジマプロダクション)のテーマは「ルーデンス」という言葉に集約されています。
We are Homo Ludens
独立されてまず最初に発表されたのは「企業ロゴ」でした。
なにかヘルメットのようなものをかぶった骸骨。
そして発表されたのが、決意表明、あるいは企業理念ともいえる「私たちは、遊ぶ人」といった文章でした。
そして「このロゴがどんなものか想像してみてください」と、問いかけが。
いきなりすべてを説明せず、作品を待つ間も退屈をさせないのが小島監督の流儀。
多くのファンが、考察したり、考えたイラストを投稿したりしていました。
私が投稿したのはこちら。
当時は横顔のロゴだけが公開されていて、全身像は発表されていませんでした。
デザインが新川洋司さんだということはわかっていたので、作風から取り入れていそうな要素を想像して、全身像を描いたものです。
その後、発表された実際の全身像は、企業ロゴムービーで確認できます。
「宇宙(未開の地)に、コジプロの旗を立てに行きます」という内容。
つまり探究心をもって開拓を続け「新しい遊び」を届けに行きます、ということですね。
全身像を想像していたときに描いたもう1枚のイラストはこちら。
イラスト内の文章は『KOJIMA PRODUCTIONS』公式サイトより、引用したものです。
遊びを無駄だと捉える人は、意外なほど多く存在します。
ゲームを悪と捉える人も、また同様です。
しかし「暇つぶしではないゲーム作品」の価値は、実際にプレイしてみないとわからないものです。
映像技術の発達で最近のゲームは「映画のようなゲーム」と評されることがあります。
でも、その表現は的確ではないんですよね。
映画は、観る側が内容に関わることはできません。
しかし、ゲームは自分の行動が直接、変化を起こします。
そこに経験や、日常では感じ得ない感覚などの体験が生まれるのです。
どの道を通って目的地へ行くのか、選ぶのはプレイヤーなんです。
ストーリーの大筋は変わらなくとも、そこでそれぞれが感じたことは映画とはまったく違います。
確かに、スマホの普及で「暇つぶし」「ガチャ」「課金」が主要素のゲームが増えました。
けれども「遊び」は人間にとって本来的には、暇つぶしではなく「体感し学ぶ機会」だったはずなのです。
私は、これからもそういった「体験を現実に持ち帰れるゲーム」で遊んでいきたいです。
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)