今回は2016年にリクエストで描いたイラストをご紹介。
亜人 佐藤
『亜人』というマンガの登場人物。
私はこの作品を読んだことがありませんが、リクエストくださった方は「アイコンにしたい」とのことでした。
版権モノなので、いまならきっぱりお断りするところですが、2016年当時は「いろんな作品の絵を描いてみたい」という気持ちもあって、無償で引き受けました。
いまやSNSアイコンは、徐々にですがNFTへと移行しつつありますね。
好みの作品を買って、Twitterのアイコンにする、というのも一部では定番化してきています。
海外のTwitterでは、すでに正式に導入されているので、普通は円形のアイコンが六角形で表示されているのを、見たことがある人もいると思います。
日本での正式導入はまだのようですが、海外のサービス経由で、すでに六角形のアイコン表示にされている方もいます。
有名なところではイラストレーターのさいとうなおきさんも、その1人ですね。
twitterアカウントを表示してみると、アイコンが六角形になっていることが確認できます。
そしてそのアイコン画像を選択すると、NFTの情報が閲覧できます。
日本全体の様相が変わるのは3年後か、5年後か、はたまた10年後か、といわれています。
たとえばアイコンの画像にNFTが使用されることが一般化したあと、どのような状態になるでしょうか。ちょっと楽しみです。
愛犬、愛猫や風景、花などをアイコンにされている人は変わらないかもしれませんが、版権モノや、拾った画像の無断使用をしている人も、世のなかにはたくさんいます。
絵を描いている人なら、投稿したイラストを無断でアイコンに使用される、ということはよくあることだと思います。(私もあります)
NFTは、画像にデータが残るので、公式のものでなければすぐに確認できます。
そういった問題点に対しても、やがて動きが出てくる要素になるのではないかな~と想像しています。
話がそれましたが、ちなみにこのイラストをリクエストした方とは、現在やりとりがありません。
これまでに何度か、数人のリクエストを引き受けたことがありますが、そういうものです。
アカウントすら消えてしまっている人がほとんど。
そういうものですが、時間を割いて描いたものに対して、寂しいものですよね。
もしこれがNFTだったなら、どうでしょう。
飽きて不要になったアイコンがあれば「転売」できるのがNFTの特徴のひとつです。
2次流通が成立すると、作者にも作品に設定した分のマージンが入ります。
これまでは無限にコピーできたデジタル画像が、NFTによって「複製できない1点もの」へと変化しているから、それが成立するわけです。
頑張って描いた作品が、人から人の手に渡ることで、価値を生み続ける。
夢がありますよね。
そしてNFTでは、作品を通じて作家とも仲良くなる土壌が育ちつつあります。
現在日本国内ではごくわずかな人しか参入していませんので、同じように「新しいことに挑戦する人」がほとんどだからなのかもしれないですね。
たまに荒れていることもありますが、このままの空気感で育ってほしいなーと思う次第であります。
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)