引き続き2014年の絵より、手塚治虫さんのSF漫画『鉄腕アトム』。
言わずと知れたキャラクターですが、現在まで続くアニメの放送スタイルをはじめた作品、ということを知っていますか?
(2014,01,01)鉄腕
21世紀の未来を舞台に、原子力(後に核融合)をエネルギー源として動き、人と同等の感情を持った少年ロボット、アトムが活躍する物語。
米題は『ASTRO BOY(アストロ・ボーイ)』。(Wikipediaより)
1963年。
『鉄腕アトム』アニメ第1作の放送がスタートしました。
それが、日本初の「1話30分」の放送スタイルだったそうです。
アニメだけでなく、CG映画やテレビゲームなど、さまざまなかたちでリメイクされ、いつの時代にもその姿が描かれ続けてきました。
やがて、本当に誕生する日が来るのかもしれません。
現在の日本のロボット工学学者には、幼少期にこの作品に触れてロボット技術者を目指すようになった、という方も少なくないようで、その影響力の大きさが伺えますね。
「SF」作品は未来を予測しながら描かれたり、こうなったらいいなと空想しながら描かれたりするものですが、実はこの「SF」こそが「未来を作っている」のではないかと感じることもあります。
もちろんすべてではありませんが、漫画やアニメ、あるいは小説や映画やゲームなどで描かれ、よりイメージしやすいかたちで世のなかに提案されることにより、共感を得たり、感銘を受けた人たちがそこに向かう流れを作っているところが、少なからずあるのではないか、と思うわけです。
最近では、昨年末に発売されたPlayStation4用ゲーム『DEATH STRANDING』(デス・ストランディング)が、現在の都市が分断された世のなかや、配達に依存する状況を描いているとして、ちょっとした話題になりました。
もちろん、たまたまだろうという意見も少なくありませんが、少し先の未来を想像することができるのが、人間という生き物です。
あなたは、どんな未来を想像しますか?
強くイメージした未来が、現実のものとなる日がくるかもしれません。
想像し、創造すること。
それを忘れずに、モノづくりに取り組んでいきたいと思います。
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それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)