🎮RPGツクール SUPER DANTE
🏷️1995-03-31
ある日、友人が遊びに来たときに持ってきました。
雑誌の広告をちょっと見たことがあった程度だったのですが、実際に見ることができたのは、友人のおかげでした。
その名の通り、ロールプレイングゲームを作ることができるソフト。
海外展開を基本とし『RPG Maker』と正式名称が変わりましたが、現在もシリーズが継続的に販売されています。
それまでは市販のゲームを遊ぶだけだったところに「自分で作れる」というのは、なんとも魅力的でした。
それ以前にもPC版は発売されていましたが、スーパーファミコンでの展開が、より魅力を広く伝えることになったのではないかと思います。
のちに私もソフトを手に入れ、これがきっかけで、ゲーム作りを楽しむようになりました。
とはいえ、スーパーファミコンなので、どうしても制限はあります。
グラフィックは用意されたものから選ぶ必要があり、そのあたりも工夫が必要なところでした。
水の配置ができないので、青い床を水に見立てたりしたものです。
そういった工夫のなかから、アイデアが生まれます。
なんでも好きなようにできればいいものが生まれる、というわけではないんですよね。
構想を練っているときは、ほかのことを忘れていられます。
なにかとても嫌なことがあっても、モノ創りが私の避難所となりました。
小さなころから絵を描くことは好きでしたが、私にゲーム作りの楽しさの片鱗を教えてくれたのは、間違いなく『RPGツクール』です。
ガイドブックを眺めているだけで、想像力が刺激されていました。
手放してしまったソフトも多いのですが、私にとって思い出深い、ある意味ターニングポイントとも呼べるものなので、いまでも大切に保管しています。
そして現在も、私はドット絵を描いています。
いつか思い描く世界を、カタチにできたらいいな。