1988年1月14日はファミコンソフト『コナミワイワイワールド』の発売日。
コナミから発売されたさまざまなゲームの人気キャラクターが、アクションゲームで共演するクロスオーバー作品です。
というわけで今回は
「コナミワイワイワールド:人気キャラの共演」についてのお話。
コナミワイワイワールド コナミマン
コナミ作品のキャラクター限定とはいえ、30年以上前にも夢のある魅力的なソフトが発売されていました。
クロスオーバー作品というと、どんなタイトルを思い浮かべますか?
コナミワイワイワールドの翌年、1989年に発売されて人気だったのは、週刊少年ジャンプの漫画に登場するキャラクターが共演する『ファミコンジャンプ』でしょうか。
当時は『北斗の拳』や『ドラゴンボール』など、大人気作品が連載中でその名をとどろかせていましたので、それはそれは大きな話題となったことでしょう。
現在では、任天堂キャラ以外にもさまざまなメーカー作品から人気キャラクターが参戦する『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズがよく知られていますね。
『ファイナルファンタジー』シリーズのキャラクター同士が闘う『ディシディア ファイナルファンタジー』も話題となったのは記憶に新しいと思います。
『キングダムハーツ』シリーズも、ディズニーキャラクターのクロスオーバー作品といえますね。こちらも人気シリーズです。
近年ではソーシャルゲームなどで「コラボ」として他作品からのゲスト参戦を実装し、話題性や新規ユーザー獲得に繋げる、というケースも見られます。
これらは俗に「キャラゲー」などと称されることがあります。
キャラクターの人気を、ある意味では利用するかたちで、作品に登場させている(ように見える)わけですね。
しかし、単に「キャラクター人気にあやかっただけのゲーム」とは言い切れない作品もあります。
『コナミワイワイワールド』では、コナミマンとコナミレディという、この作品独自の主人公キャラクターが登場します。(コナミマンは他作品で隠れキャラクターとして登場していたという経緯はありますが)。
そしてコナミ作品の人気キャラの力を結集し、悪の親玉ワルダーの打倒を目指すストーリーとなっています。
ロックマンシリーズのように、ステージを選択しどのキャラクターから助けていくかで、ゲームの難易度が変化するシステムも、プレイヤーに自由度を与えていましたね。
ところが、このゲームをプレイした当時、私はほかの作品をほとんどプレイしたことがなかったため、キャラクターへの思い入れは皆無だったのです。
『悪魔城ドラキュラ』より、シモン。
『月風魔伝』より、風魔。
『グーニーズ』より、マイキー。
『グラディウス』より、モアイ。
『キングコング』より、コング。
(※一部キャラクターは権利上の都合で、移植時にはほかのキャラクターに置き換えられています)
当時は、見事に誰のことも知りませんでした。
プレイキャラを変更すると、そのキャラの作品のBGMに切り替わるのですが、のちに本来の作品で聴いて「あ、この曲はワイワイワールドで聴いたことがある」などと思ったものです。
いま知りましたが、サントラが発売されていました。名曲揃いです。
キャラクターを一人も知らない。それでも、楽しくプレイすることができたのです。
単なる「キャラゲー」とならなかったのは、単純にアクションゲームとして、完成されていたからだと思います。
難易度が高めで最初はクリアできず、友人からパスワードを教わって遊んでいたことをよく覚えています。
教わったパスワード「マンタンツ ホケレツロ タフエホ」は、いまだに覚えていますから、死ぬまで覚えているかもしれませんね。ほかにも覚えるべきことがあるだろうに。
ともかく、それぞれのキャラがもつ「スター性」があるからこそ「共演」が作品の魅力となるわけです。
しかし『コナミワイワイワールド』はそれを抜きにしても「名作」と呼ぶに相応しいゲームだったと思います。
クロスオーバーを自分の創作キャラで考えてみる
たとえば自分の創作キャラが「クロスオーバー」作品に登場するとしたら、どうでしょうか?
「想像するとちょっとワクワクする」というアナタ。
それは日頃から「自分のキャラクターたちに愛着をもって作品を作ることができている」という証拠なのだと思います。
将来、自分の作品に触れた人が「このキャラとこのキャラが会ったらどうなるんだろう」と想像してしまうほどに、魅力的なキャラを描いていきたいですね。
そして、各作品の登場キャラクターが集まっても「競合しない」ことが望ましいです。
ほかの誰とも「かぶらない」個性あふれるキャラクターを生み出していきましょう。
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)