1987年12月18日、ファミコンで『ファイナルファンタジー』の第1作が発売されました。
というわけで今回は33周年を迎えたファイナルファンタジーの
「支持を得続ける理由:ファイナルファンタジー」についてのお話。
ファイナルファンタジー
息の長いシリーズですね。
『ドラゴンクエスト』と並び称される、国産RPGの代表的なシリーズのひとつ。
その記念すべき第1作ですが、私はずっとプレイしたことがありませんでした。
音楽が好きで、サントラは手に入れて聴いたりしていましたね。
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きちんと遊べたのは、2000年に『ワンダースワンカラー』で発売されたリメイク版でした。
ワンダースワンカラーは携帯ゲーム機です。
本体とソフトが同梱されている、限定仕様のものを購入しました。
実のところ私は、携帯ゲーム機があまり好きではありません。
偏頭痛持ちなので、眼が疲れて頭が痛くなりやすいためです。
そんな私がわざわざ限定版を購入したのは、やはり「ずっとやってみたかった」からです。
グラフィックや音楽が一新されているとはいえ、ゲーム的な部分、展開などはほぼ同じ構成だと思いますが、まったく古臭さを感じさせない面白さで、夢中になって遊んでいたことを覚えています。
二番煎じではなかったファイナルファンタジー
昔からなにかと『ドラゴンクエスト』と比較されていましたが、後発とはいえ『ファイナルファンタジー』は、先駆けしている要素も少なくありませんでした。
FF1では主人公である「光の戦士」たちに固有の名前がついていません。
ファミコン第1作から、いきなりのキャラメイク要素です。
そんなわけで、後年発売された歴代FFのキャラクターによるクロスオーバー作品では「FF1の主人公」=「ウォーリア・オブ・ライト(光の戦士)」と名づけられています。
職業である「ジョブ」を選択し、クラスチェンジしていく要素も、魔法を店で購入するシステムも、それから空を翔ける飛空艇の存在も、目新しいものでした。
オープニングも秀逸です。
いきなりフィールドに放り出されてはじまるFF1ですが、導入部を終えてある程度方向性、目的などが掴めてきたところで、タイトルが表示され、いまではお馴染みとなったFFのテーマ曲が流れます。ドラマチック。
当時のゲームでは技術面でも演出面でも、先駆者たらんとしていたことがうかがえますね。
FF1はそのとき以来プレイしていませんので、PlayStation4などで気軽にプレイできるリメイク版が発売されてほしいところです。
歴代FFキャラによるクロスオーバー作品はコチラ。
FF1の主人公「ウォーリア・オブ・ライト」も登場します。
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愛され続ける理由
『ファイナルファンタジー』は現在も、次世代機であるPlayStation5において、新作が発表されています。
これほどまでに長く愛されてきたのは、常に新しいことを模索し、最新の技術を取り入れ続けてきたからではないでしょうか。
最先端の技術を駆使して提供することが求められるのがゲーム業界。
ひとたび前線から離れると、一気に差が開いてしまうそうです。
そうなってから「最新技術」に追いつこうと思っても、もう追いつけない。
「驚き」を提供し続ける。
これがモノづくりにおける、基本だと思います。
好き嫌いは当然あるでしょうし「最近のFFは~」という声も少なくはありません。
しかしそれでも、新作を発表できるだけの支持を得ているわけです。楽しみに待っている人が、それだけ大勢いるということの証でもあります。
思えばFF7~FF8あたりから、新作発表のたびに「こんなのFFじゃない」という声があがっていたようにも思いますしね。
新しいことをやろうとすれば、どんなかたちであれ反発を受けるものです。
FFシリーズから学ぶこと
一度うまくいったこと、評価を得たことを踏襲するばかりではなく、常に新しいことに挑んでいく姿勢を忘れない、ということ。大事ですね。
それはモノづくりに限らず、人生においての教訓にも成り得ることだと思います。
守りに入った途端、新しいものに出会える可能性は、グッと低くなります。
『ファイナルファンタジー』のように「これが最後のチャンス」という気持ちで臨めば、たとえ失敗しても、得られるものは多いはずです。
全力で、振り切っていきましょう。
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)