4月も下旬。
現在の創作活動の状況に合わせて、ここらでルーティンの見直しを行うことにしました。
というわけで今回は
「モノ創りのためのルーティンの組み方」について。
ルーティン見直し
なぜルーティンを組むのか、ということについては、こちらの記事にまとめてあります。
イラストにかぎったことではなく、私はおよその創作活動をルーティン化しています。
上の記事でも書いていますが、ルーティンはあくまで「成果」を得るためのもの。
「今日はやる気に満ちているぞ」というときに「じゃあなにをしよう」と考えている時間がもったいないからです。
私の組むルーティンは「スムーズに作業が進行するための工夫」であって、絶対にこの通りにしなければならない、という決まりではないということです。
突発的に「これをやりたい」と思ったときには、その気持ちに従います。
迷う時間もなく、いまやる気が満ちているのなら、そのときの気持ちを優先すべきだと考えるからです。
そういう瞬発力をルーティンで潰してしまうのは、もったいないですし、我慢することでストレスにもなります。
とはいえ、基本的にはルーティンに沿ってモノ創りをしています。
ひとつのことに取り組んでいる人ならあまり迷わないものなのかもしれませんが、私は小説・イラスト・歌などと、複数のことに取り組んでいます。
そのせいもあってか「今日はこれ」と集中できたほうが効率がいいのです。
また、一週間単位でリズムを作っておくと、全体の作業が足並みを揃えて進んでいることがわかります。そこからは達成感も得られるはずです。
人間は「自分の人生をコントロールできている」と感じることで幸福感を得られる、といわれますから、ルーティンをこなしていくこと自体も、精神衛生上よいのではないかと思います。
進めたいことをルーティンに組みこんでおけば、ふと気づいたときに「しまった、最近あれが進んでない!」と焦るようなことも起きにくく、非常に有効だと思っています。
ですので、あらかじめ月曜日はこれとこれをやる、火曜日はこれとこれ、水曜日は……と決めておきます。
取り掛かる前に準備が必要なものは「前々日」に準備をします。
そうしておくことで、当日にサッと着手できるわけです。
たとえばイラストを金曜日に投稿するとします。
なんとなくで予定している場合、水曜、木曜あたりで集中的に作業をしたり、押して当日にもつれこんだりすることってありますよね。
どうにか間に合わせるために焦った内容になったり、もう間に合わないからと諦めて完成しなかったり……いろいろとあると思います。
ルーティンは、そういったネガティブな展開を避けるためにも有効です。
例:モノ創りのためのルーティン
私が金曜日に投稿するイラストのルーティンは
- 日曜:翌々週描く予定の複数のイラストの題材をすべて決める。
- 火曜:翌々週描く予定の複数のイラストのラフを仕上げる。
- 週末:遅れがないようにして次の週を迎える。
- 月曜:着色前までの線画を仕上げる。
- 水曜:着色し、完成させる。
- 金曜:投稿。
このような流れで組んであります。
題材を決めてラフを仕上げる段階において一週間の猶予があるため、遅れが生じても次週までには大抵取り返せます。
一見すると気が長いように感じるかもしれませんが、無理のない流れを作ることが大切です。
作業段階ごとに日を改めるのは、ひとつのことに集中して一気に仕上げようとすると陥りがちな「創作物を客観的に見れなくなる」ということと「パフォーマンスの低下を防ぐため」「モチベーションを維持するため」という理由があります。
また、月>水>金と、間に一日挟んで設定するのは、もし急用などで作業できない日があったとしても「翌日に遅れを取り返せば、次の予定に影響を与えない」という意味があります。
これは性格や、作るものの内容によって調整すべきですが、私にはとても合っていると感じます。
作業が進まない、ついTwitterや動画を見てダラけてしまって作品が完成しない、という人にもオススメです。
なぜなら、ルーティン化することでそのつど「締切」が設定されるうえに、そこまでに道のりがはっきりとし「いまなにをするべきか」が明確になるためです。
「モノ創りのためのルーティン」是非一度お試しください。
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)