日々創作を続けていると、ある日突然、枯渇したような状態になることがあります。
もちろん創作は楽しいものですが、ひとつの作品を完成させるためには、それなりに苦労もあるものです。
というわけで今回は
「創作の英気を養うために:気ままに落書き」についてのお話。
落書きの効能
私は、定期的になにも意図しない『落書き』をするようにしています。
リラックスし、ただ思い浮かんだものを描きます。
上手いも下手も、一切関係ありません。
同じ構図だろうがバランスが崩れていようが、構わず描きます。
私の場合はこれが案外、フラストレーションのような感情を浄化します。
なにか嫌なことがあったときに『日記』とまではいかずとも、出来事をまとめることでちょっとスッキリしたことってありませんか?
あるいは、頭に浮かんだことを、脈絡など気にせず一気に書いていく『ノンストップ・ライティング』という方法もあります。
思考を視覚化する鍛錬というだけでなく「脳内にあるものを吐き出す」ことによって、アイデア出しや思考の整理にも役立つものです。
落書きによって、思い浮かんだものを勢いよく描くことが、日記やノンストップ・ライティングと似たような効能をもたらすのかもしれません。
なぜ落書きを選ぶのか
作品に注力を続けていると、すり減ってくるものがあります。
集中力が途切れたり、思うように進まなかったり。
俗に言う『スランプ』という状態に近いでしょう。
ただ、早い段階で対処する方法を知っておけば、本当のスランプに陥る前に回避することができます。
そのためには、自分に合った対処方法をいくつか見つけておくことが重要です。
散歩をしたり、音楽を聴いたり、普段の創作とは違うことをするのもいいでしょう。
もちろん、思い切って休むのも選択のひとつです。
ただ、筋金入りの創作好きとなると「なにも創作していない状態」が逆にストレスになってしまうことがあります。
けれども、実際の創作に向かう集中力が湧いてこない。
そこで私が無意識に選んだのは「創作の英気を養うための気楽な創作」という内容の『落書き』でした。
一見矛盾しているような選択ですが、スポーツマンが競技前にウォームアップするようなものだと考えてみると、あながち間違ってもいないのかな、とも思います。
なんでも、途切れず継続していたほうが、腕は落ちません。
たとえば数日トレーニングをサボっていた人が、いきなり長距離のマラソンを走るよりも、走りこみのトレーニングは休んだけれどストレッチだけは続けていた、という人のほうが、スムーズに走り出せるものだと思います。
疲れてきたな、と思ったら、気分転換をしましょう。
疲れを察知して、自分を休ませる方法を知っておきましょう。
上手に休むことが、次の創作へと向かう英気を養うはずです。
それでは今回はこのへんで!
最後まで読んでくださってありがとうございます(´ω`)